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メモの大切さを実感しました!

連日、新入社員研修が続いています。
毎日、意欲的に取り組む新入社員の方にお会いして、パワーをいただいています。
先日、あるメーカーさんで2日間の新入社員研修を担当させていただきました。

初日の研修で一番変わったのは、メモの取り方です。

ほとんどの受講生が、これまでほとんどメモやノートを取ってこなかったと言っていましたが、今日はスタート時から、私が説明しているとき、フィードバックをしているとき、全員が筆記具を持ち、大切だと思うことを書き取っていました。

しかし、ただメモをとることを習慣づけるのが目的ではなく、メモを取ることが、取り組んだワークの成果につながって、もっとメモの効果を実感してもらいたいと思いました。そして、それが私もみんなも実感できる研修となりました。

2日目は、前日よりワークの時間をたくさん持ち、1人ひとりが発表する機会をたくさん持ちました。

研修の冒頭に表れた変化。
「今までは話し合いを聞いているだけでしたが、今日は自分から発言する機会を増やします。メモをとりながらみんなの話をしっかり聞いていたら、自分が伝えたいことがわかると思うんです」
初日に、他のみんなより少し大人しかっだ2人がそう話してくれました。

2つ目の大きな変化。

最初の1分間スピーチで、自分がメモした内容の意味がわからなくて、長い時間、固まってしまったSさん。最後のスピーチでは、箇条書きでメモを取るコツを掴んだことで、ハキハキと自分の考えが伝えられるようになっていました。

「メモの書き方、使い方が違うと、話しやすくやすなりました。メモの大切さを実感できました」最後は笑顔でそう話してくださっていました。

「こんなにメモを取ったのは人生初です!」と言ってくださったのは、一番年上のOさん。私の説明やフィードバックだけでなく、他のメンバーの発言のときも、常にメモをとりながら聞いてくださっていました。

そして、最後の発表のときには、
「伝えたいことがたくさんあって迷います。メモすることで情報が増え、話す意欲がさらに高くなりました」

と話されていました。

メモすることで情報量が増えて伝えたいことも具体的でわかりやすくなったのは、Oさんだけではありませんでした。
2日間の研修の最後に、一人一人に研修の振り返りと今後の目標についてプレゼンテーションを行っていただきました。
みなさん、発表の準備のために、自分がメモしたノートの内容を確認しながら、発表内容を準備されていました。

2日目の午前中に、1分間スピーチを行ってもらったときに、30秒も話せなかった方たちが、最後のプレゼンテーションは3分を超えていました。

内容も、ただ長くなっただけでなく、順序だて、ポイントをおさえながら、話すスピードも工夫されていたのです。

毎年、この発表はビル内でお仕事をされている方に集まっていただいて聞いてもらっています。一人ひとりの発表が終わるたびに、皆さま笑顔で大きな拍手をしてくださいました。今年はその拍手がひときわ大きかったように感じました。

「いただいたノートが宝物になります。これからもたくさん記録します」

ごあいさつをして帰るときに、Oさんがそう言ってくださり、その言葉に他の皆さんが笑顔で頷いてくださったのがとても嬉しかったです。
これから、彼らとは3か月に1度に提出していただく行動計画書を介してのやり取りがはじまります。
そして、半年後のフォロー研修で、成長した彼らに再会できるのを今からとても楽しみにしています。

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