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基本を疎かにしない
先日、よく利用しているタクシー会社に、予約の電話を入れました。コロナ感染が続いた3年間で、タクシーの利用が激減したせいか、タクシー乗り場に待機しているタクシーを見かけなくなりました。電話をかけても、「ご利用の4日前から受付を行っていますので、〇曜日にお電話をお願いします」と言われたりします。
でも、その曜日になって、朝早く電話をしたのですが、「ずいぶん早くから予約されるんですね」と言われました。(電話を取られた方は、おそらくドライバーの方だったのでしょう。『4日前から予約受付』ということをご存じない様子でした。)
電話応対で、伝言を頼まれた際には、「復唱する」「自分の名前を名乗る」ことが大切です。電話を受けた者が、責任を持って不在者に伝達するためです。
しかし、この基本が抜けてしまう場合があります。急いでいたり、対応に慣れてしまったためが多いようです。些細なことですが、電話をかけている者にとっては、この2点はとても重要なのです。
以前、タクシーを予約したとき、予約の時間になってもタクシーが来なかったことがありました。心配して電話をかけると、「予約が入っていなかった」とのこと。急いで手配していただいて、高速バスの時刻にギリギリ間に合いました。早朝で、路線バスも運行していなかったので、ドキドキ・ハラハラさせられました。予約の電話を入れたときのことを思い出すと、復唱がなく、電話を受けた方も名乗られていませんでした。
それ以来、タクシーの予約を取る際には、復唱されているか、名前を名乗られているかを確認し、私も最後に日時と名前をもう一度名乗るようにしています。一度、こういうトラブルが起こると、″また、同じようなことが起きてしまうんじゃないか?”と心配になるのでしょうね。私自身も、それ以来、復唱はしっかり行うようになりました。
基本が全てではありませんが、基本は疎かにしてはいけないですね。