記憶力より記録力
人は、コンピュータと違います。コンピュータ以上に優秀な頭脳を持っていますが、頭の中では情報の処理も整理もできません。
「そういうことか!」
「だからこれが必要なんだ」
「もっとこうした方がいいかな?」
何かを見聞きし、体験することを通して、頭の中では、常に、気づきや発見が、化学反応が起きるように生まれています。
そんな大切なこと発見や気づきの連続なので、放置しているとどんどん上書きされていきます。
気づきや発見があっても、忙しいから、手を止められないからといって、つい、「あとで書こう」「あとでまとめてみよう」「あとで考えよう」と後回しにしてしまいます。
しかし、「あとで」も「いつか」も来ないしか作れません。
仮に、その時間が作れたとしても、大切な気づきや学びは記憶から消えています。
自分のために、その都度メモしておくのは、手間かもしれません。しかし、その一手間を惜しまず行っておくことで、ゆっくり考える情報は残っているし、その時間を丸ごと使って。気づきや発見を深める機会にすることができます。
今はまとめる時間も余裕もないけれど、自分にとって大切だと思うことは、断片でもメモしておく。読み返してすぐにわかるように、書く場所や書き方を決めておく。
そうしないと、探したり思い出したり、考えこんだりという余計なことに時間が奪われてていきます。
私は3年半あまり、毎日欠かさずブログを書いていますが、投稿にかかっているのは15分程度です。ブログを書くことは本業ではありませんし、他にやることが沢山あります。しかし.決めたからには毎日ブログを書き続ける。だから、そこに30分以上かけたくないのです。
頭は記憶には使わない。
メモを仕事のパートナーと思って自分のためにフル活用する。
この考えと一手間が、時間をとことん活用しつくす秘訣だと考えています。