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大学院での講義

来週木曜日(1月19日)に、広島大学の教職大学院で、講義を担当させていただくことになりました。
教職大学院とは、教員養成教育の改善・充実を図るべく、高度専門職業人養成としての教員養成に特化した専門職大学院です。

ご依頼は、大学院で教育養成に携わっている先生が、広島市教育センターのサイトにアップされた研修レポートを見られて、教育センターに問い合わせがあったことがきっかけになりました。

先生は広島市の小学校で校長を務められていました。
教育センターのセンター長ともご一緒に教育現場で仕事をされていたとのこと。
センター長から、「『私からもぜひ担当してもらってください』」とおっしゃっていただきました。

これまで、保護者として娘を通じて学校現場を見てきました。
週休二日制が導入された頃で学校行事やPTA活動のあり方が変わる頃。
働くお母さんたちも増え、役員のなり手がない中、会長やクラス部長として、役員みんなで新しい活動のあり方を模索したり、先生方との良好な関係構築に取り組みました。

その活動がきっかけになり、PTA講演会に呼んでいただくようになり、
小中学で校内研修を担当したり、
教育委員会の方と連携して、教員を目指し教育ボランティアを行っている大学生の支援を行うようになりました。

そしてそれが、教育センターでの新採用教員の採用前研修、校長先生や教頭先生の研修、児童、生徒の皆さんの授業を担当させていただくことに発展し、
三年前からは、広島市だけではやく、広島県教育センターで、コミュニケーション研修を担当させていただくことにつながりました。

子どもたちの保護者だったときから、現在に至るまで、ずっと教育現場の現状を見続けてきています。
先生方が抱えておられる問題や悩みについて、先生方がどのような時代や環境で成長されてきたかを考えれば原因や改善に必要なことが何かがわかります。
足を運んで、観て、聴いて、対話をして理解することは、評論家や専門家の話や本からは得られない事実に触れることでもあります。

10年前には、倍率が高くて落とすことが目的だった教員試験。しかし今は、教員になりたくない人が増え、全国的に教員が不足していますし、教員になっても心身の不調による休職者が続出し、後任がいないために、校長先生や教頭先生が代わりを務めておられる学校も少なくありません。

そんな厳しい状況下で試行錯誤しながら奮闘されている先生方を全力で応援したい!
少しずつですが、私の思いを理解してくださっている方々のおかげで、活動の幅を広げていただいているのだと思っています。
夢や目標を叶えるには、小さなことでも、出来ることを増やしていくことです。行動しつづけていれば誰かが見てくださっています。

どこかにただ所属して、「こうなったいいのに」と思いを描いているだけでは何も変わりません。
明確な目的を掲げて動くから、夢や目標を叶えることができるのだと思っています。


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