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人生は演劇だ

「この世は舞台、人はみな役者」

シェイクスピアの言葉です


私は人生の半分を舞台関係に携わって生きてきました

役者もスタッフも。

舞台上で演じることの楽しさ
終わった後の達成感

麻薬にも近いそれは
一度虜になってしまえば
離れることはできませんでした

舞台というところから離れることが怖くて
そこから離れてしまったら自分から何もなくなってしまう気がして

ここで初めて書きますが
私は芸大に進学して舞台芸術を学んでいました

それ以外の道を考えることができなかったのも一つの理由ですが

なにより舞台が好きだから
演じることが好きだから

その気持ちだけを信じて生きてきました

うつになった今も、本当は諦めたくなくて
またあの場所に戻りたくて

辛くても苦しくても続けてきた演劇を失いたくない

だから二度も休学してる

どんなに周りに弱いとか馬鹿だとかいわれても
どんな風に思われても

自分の舞台への愛を自分だけは信じていたいから
そこだけは否定したくない


うつ病を言い訳にしたくないけど
実際昔より弱くなってしまったし
無理をするのにも限度がみえてしまう

実際今までのことを考えても
私は舞台に立つことには向いていないです

内向的で人見知り
新しく人間関係を築くのも得意ではなく
気づけば取り繕った自分ばかり

人と関わることで疲弊もしてしまうし
他人の顔色ばかり伺って自分の意見は言えない

いろんな自分を作りすぎて
どれが本当の自分か分からなくなってしまう始末です


でもシェイクスピアの言葉を借りれば
生きてるこの瞬間も舞台に立っているし
自分という役者の人生を演じている

そう考えればもし表面上は舞台芸術から離れても
一番近くにいてくれるのではないか

そう考えたりもします


まだ決断もできないし、答えも出ないけど

舞台に立てる幸せだけは忘れずに持っていたい

そこだけはどうしたって捨てられないです


かなり自分語りなnoteになってしまいましたが
最後まで読んで下さりありがとうございました。

ここまで読んでくれた方に幸せが訪れますように。

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