見出し画像

「20代転職」と「30代転職」の決定的な違いとは?

こんにちは。良ちゃんこと良平です。

平成元年世代。人生100年時代に仕事もプライベートも挑戦し続け、多くの人に貢献しながら多くの仲間とそれぞれのやりたい事をコミュニティ化し「村」を創るというビジョンを掲げています。

このアカウントでは自身の転職エージェントの活動や転職活動中の方への情報提供、職業紹介、プロスポーツ選手の紹介など、日々の仕事やプライベートに活かせる気づきになればと思い投稿しています。

最近、出し始めている有料記事や公務員からの転職についてがNoteから表彰されるなど、少しずつですが内容や文章力でご評価を頂いています。

いつもご覧いただきありがとうございます。

別のアカウントでは、フライドポテトアンバサダー活動についての活動記録、フライドポテトの魅力を伝えていく活動にチャレンジしています。

キャリアの形成において転職は大きな決断であり、人生の分岐点でもあります。
特に、20代の転職30代の転職では、その意味や影響が大きく異なることをご存知でしょうか?
今回は、私が20代で経験した倒産のエピソードを交えながら、20代と30代での転職の違いについて考えていきます。


1.20代での転職:成長と自己発見のプロセス

20代は、社会人としての基礎を築き、スキルを磨き、自己を確立する段階です。
しかし、コミットしてスイッチが入るタイミングやイベントは人それぞれなのではないかと思っています。

私の場合は、特殊な経験ですが27歳の時に会社の倒産を経験し、突然の解雇という厳しい現実に直面しました。

倒産時はまさに「無力感」と「会社員であることの脆さ」を痛感しました。
「まさか自分がこんな状況になるなんて」と驚きましたが、
同時に、普段会社に守られている自分に気づかされる瞬間でもありました。
給与が突然支払われなくなり、生活の保障が途切れたことは大きなショックで、改めて「安定」と「自立」の意義を深く考えるきっかけとなりました。
倒産のエピソードについては、過去にまとめた記事がありますので、良かったら読んでみてください。

20代での転職は、自分に合った職業や働き方を模索する期間でもあります。様々な企業での業務を経験し、自身のスキルや価値観を見極めることが重要です。
この年代での転職は、基本的な経験や知識の不足から、時には不安を感じることもありますが、逆に「成長のために新しい環境に飛び込む勇気」が求められます。

倒産後、私が新たな職場で再スタートを切った時も、自分自身が「会社の看板」ではなく「自分自身の看板」で勝負する覚悟が求められました。
先輩のコネクションや元顧客の信頼を頼りに、飛び込み営業やテレアポでゼロからの関係づくりに奔走しました。
ここで学んだのは、「人としての信頼が営業には不可欠である」「自分が看板で仕事しているか?」ということです。
20代での失敗や試行錯誤は、決して無駄ではなく、むしろ自分を成長させる糧になるのです。

2.30代での転職:積み重ねた経験をどう活かすか

一方、30代になると転職に求められるものが変わってきます。30代は、20代で積み上げたスキルや経験を活かし、組織やチームに対して貢献できることが求められる年代です。
20代の頃は「学びたい」「成長したい」という自己中心的な意識が強かったかもしれませんが、30代では「自分がどのように組織や顧客に貢献できるか」という視点が必要になります。

また、30代での転職では、安定性や長期的なキャリアプランも重要な要素となります。20代での挑戦は、失敗しても「次がある」という精神的な余裕がありましたが、30代になると握りしめるものが増え失敗した際に失う事のリスクも大きくなります。
この年代では、転職先での安定性や将来的なキャリアパスを重視し、冷静かつ慎重に判断する必要があります。
30代転職の関連記事をより詳しくまとめた記事を過去に書いているので、良かったら読んでみてください。

3.20代と30代の転職におけるポイントの違い

下記、20代と30代で葛藤するポイントをまとめてみました。

  1. 成長 vs. 貢献
    20代の転職では「どれだけ体験から学べるか」「新しいことに挑戦できるか」が重要視されますが、30代では「組織やチームにどれだけの価値を提供できるか」という視点が強くなります。20代では未経験の分野にも積極的にチャレンジする一方で、30代では自分の得意分野やスキルを活かして、即戦力として期待されることが増えてきます。

  2. 自己発見 vs. 自己確立
    20代では「自分が何に向いているのか」「どういった働き方が理想なのか」を模索する段階ですが、30代になると「自分の得意分野や価値観をいかに確立し、提供するか」という意識が強くなります。倒産を経験し、自分が「無力」であることを痛感したからこそ、自分の持つスキルや価値を明確にしていく必要があると気づかされました。

  3. 広がり vs. 深み
    20代では広くさまざまな経験を積むことが求められる一方で、30代では特定の分野において深く経験を積み、専門性を高めることが求められます。私は、20代の終わりに、倒産を機にさまざまな人とのつながりを得て、「自分磨き」の必要性を実感しました。30代では、得た知識やスキルを活かして、専門性を深めつつ、それをどう発揮できるかを考えることが重要です。自分磨きも、ステージを上げるために引き続き必要ですね。

また、少し前に20代と30代での必要なメンタル要素をまとめた記事もありますので、良かったら読んでみてください。


4.倒産経験が教えてくれた「キャリアの自己責任」

倒産を経験したことで、私は「会社は自分を守ってくれるわけではない」という現実に直面しました。
30代での転職では特に、「自分のキャリアは自分で築く」という自己責任が求められます。
会社の看板に頼るのではなく、自分自身の価値を高めていく必要があるのです。
20代で得た失敗や経験を糧に、30代での転職では、より確かなキャリアプランを描きつつ、自分の価値をどう発揮するかを見据えていくことが重要です。

5.終わりに:20代と30代、それぞれの転職を成功させるために

転職は20代でも30代でも、40代以降の世代もそれぞれの年代で異なる挑戦と責任が伴います。
20代の転職では、積極的に新しい経験を取り入れて成長を続けることが大切です。失敗しても、それを糧にして次に進む気持ちを持ちましょう。倒産を経験したからこそ、私も成長を続けることができました。
そしてその成長できる手段が、転職です。転職というキャリアイベントを戦略的に行い、成功体験も失敗体験もコツコツ蓄えていくと人間的にも厚みが増します。

一方で、30代の転職には、20代で得たスキルや経験をいかに活かすかという責任が伴います。20代の時と異なり、失敗(凡ミス)が致命傷になる事も出てきます。
安定性や将来のキャリアビジョンを見据えながら、自分の市場価値を高め続けることが求められます。
20代での挑戦が30代での転職をより実りのあるものにし、30代のハードワークが40代以降の仕事のレイヤー、そして生き残り戦略の成否を左右します。

ぜひ、市場動向や転職のノウハウに長けた転職エージェントに相談し、壁打ちしながらキャリア形成していかれる事を強くオススメします。

次回は「2024年は20年に一度の大チャンス!戦略を立てて今、転職活動をやるべき理由とは」について綴っていきます。
お楽しみに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?