見出し画像

【経営者必見】長期・中期・短期をつなげる、年末年始の振り返りフレームワーク

なぜこれを書いているか

毎年、年末になると、これまでの一年間を振り返ったり、新年の目標を立てたりしようとする方が多いのではないでしょうか。ご多分に漏れず、私もその一人でして、年末年始はギリギリまで仕事を詰め込むよりも、ゆっくりと時間をとり、一年を振り返るという習慣を継続しています。
普段、私が事業のテーマにしている「より良い時間の使い方」を考える上でも、年末年始を活用した「1年間の振り返り」は非常に重要だと思い、これまでのわたしの仕事や、経営者の先輩方から学んだことを一回まとめてみようと思いました。
90分程度で急いで書きましたので、内容があまり深くないかもしれませんが(笑)、ご容赦ください!

私の自己紹介

タイムマネジメントの向上に特化した人材育成・コンサルティングを提供する㈱dandanの代表をしています三浦豪です。創業から3期目の会社でして、ビジネスマンの時間の使い方の向上を「だんだん」変えていくために、各種研修・ワークショップ・伴走支援を提供しています。
詳しくは下記を御覧ください
弊社ウェブサイト:
https://dandan-inc.studio.site/

三浦個人の自己紹介ページ:
https://wakeful-honesty-d99.notion.site/58038b4035194b93824a8ccd6ebb6e3a

なぜ、年末年始は振り返りに適しているのか?

以下のような理由から、年末年始は本当に振り返りに適していると思っています。

  • 文字通り一年間の終わり、そして新年の始まりというタイミングで、心機一転新しいことを考える気持ちになれる(テレビでもネットでも、一年総括ムードになりますよね。)

  • 比較的穏やかに、時間をゆっくり確保できる(個人的にも、GWやお盆は比較的慌ただしいし、お盆のほうがゆっくり考えられる気がする)

  • 寒いので、心理的にもピリッとする(南半球の方は逆かもしれませんが)

どう振り返るのか?

「今年は〇〇な一年だったなあ〜」「来年はこうしたいなあ〜」とざっくり振り返るのも良いのですが、せっかくなのでもう少し幅出しをした振り返りを取り入れるようにしています。やってみると新しい気づきが満載なので是非取り入れてみてください。

一つのポイントとして、一日ですべて書ききろうとせずに、1週間程度時間をかけてゆっくりと書き進めていったほうが、間にある睡眠や読書・休暇の内容とも相まって思考が深まる気がします。旅行しながら、移動しながら、色んな人と会いながら、気づきを深めていくイメージです。

ここから、下記①〜⑤を順番に考えて、文章にしてみてください!

①3年前について振り返る (2021年はどんな一年だった?)

今年の振り返りをする前に、3年前から遡るということをおすすめしています。自分の内面の成長だったり、考え方の変化を客観的に見るためには、今年1年だけを見ようとするよりも、前後3年くらいの幅をもたせたほうが、より本質的な変化だったり、成長に気づきやすくなると考えているからです。また、「ヒトって3年でこんなに変わるんだ」「1年間だとこれくらいの環境変化があるんだ」という「1年という時間軸で何が起こるのか」の感覚を持つことも重要だと思います。人によっては5年前くらいから振り返っても良いかもしれません。
具体的には下記の手順が良いと思います。(2023年末に振り返ると仮定)

  1.  2021年の年初にどのような目標を立てたか?

  2. 2021年は、1~12月でどのようなイベントがあったか?
    (仕事・プライベートでそれぞれ)

  3. 2021年の年末は、どのような振り返りをしたか?

※ある程度深い振り返りをするためには、
・毎年、振り返った内容をドキュメントに残しておくこと
・いつ頃、どのようなイベントがあったかを思い出せるように、スケジュール帳等が存在すること
・自分の気づきを書き留める、日記が残されていること
などが重要だったりもします。私は日記を毎日書いているので(メモ書き程度)それをパラパラめくったりしています。
とある経営者の方は、数年前に自分が話していた会議の録音を聞き直したりして、過去の気持ちを思い返したり、振り返りに活用していたりもしていました。これも結構面白いですよね。

②2年前について振り返る (2022年はどんな一年だった?)

上記と同様に、2年前についてもゆっくり振り返っていきます。

③今年の振り返りを行なう(2023年、何があった?)

そしてここからが、メインの振り返り(=今年の振り返り)になります。

【2023年の年初は、どのような目標を立てていたか?】
一年前に、自分はどのような気持ちで、何を目標に設定したのかを振り返ってみます。達成できたものもあれば、全く達成できなかったものもあるし、そもそも目標自体が無効になっていたり、見直しされているもの(結構多いです)に気づくのではないでしょうか。多くの人にとって一年間というのは長い期間で、一度決めた目標のまま一年間を走るということは、実はあまり現実的でなかったりもします。年初にガチッと固く決めた目標にロックするよりも、大枠だけを決めておいて、例えば4半期ごととかに見直して、修正していくというやり方のほうが、実は良かったりする、なんてことにも気づけたりするのではないでしょうか。

【各月、どのようなイベントがあったか?】
※いろんな方法があるかと思いますが、私は1月からのスケジュール帳をパラパラ見返しながら、下記のようにイベントを整理していることが多いです。
仕事とプライベートを分けている感じです。
改めて書き出してみると、意外と短いスパンの間で物事が動いていたり、2〜2~3ヶ月くらい停滞していたことがあったり、こちらも興味深いです。

シンプルな一年間の振り返りフォーマット例

【今年1年を総括して、何ができたか?何ができなかったか?】
12ヶ月を振り返る中で、進んだこと、進まなかったことも書き出していきます。こちらも、事業・プライベートと分けるやり方もあると思いますが、私は個人的に「事業の進捗・獲得したスキル等、外形的なもの」と、「内面の変化」に分けて書いています。

④2~3年後の目標をつくる

【2年後3年後はどうなっていたいか?】
ここからは未来の話です。ざっくりと将来を構想して、未来がこう広がっていったら良いなというイメージを書いていきます。いきなり1年の目標づくりに入るよりも、長期目線で未来を捉えたほうが、1年後の到達点に対する納得感がより強くなるのではないかと考えているからです。こちらも前段と同様、スキルや事業進捗など外形的なものと、内面の変化について書いていきます。

⑤これから1年間の目標をつくる

【1年後にどうなっていたら嬉しいか?】
ここからが年間の目標づくりです。上記と同様に、1年後にどのような姿になっていたら、自分は嬉しいか?を言語化していきます。仕事では〇〇、プライベートでは□□といった分け方でも、上記のように内面・外面でもどっちでも良いと思います。

【各四半期で、何に取り組みたいか?】
一年後のなりたい姿を描いたら、今度はそれを四半期ぐらいのサイズでブレイクダウンしていくのがおすすめです。(=いきなり月単位だと、細かくなりすぎてしまうのと、三ヶ月くらいの単位のほうが自己成長を実感しやすいと感じているからです。)
特に前半の第1四半期、第二四半期は具体的に、どのようなアクションに取り組むのか、何を気をつけるのかなど書いていくと、取り急ぎ年始に注力するポイントが定まるのではないでしょうか?

【第1四半期の目標を叶えるための、週あたりの時間配分は?】
ここから、タイムマネジメント的な話になってきます。第1四半期を理想的な状態で終えることを考えたときに、第1四半期をどのようなタイムスケジュールで過ごしたいか、一週間のカレンダーに落とし込んでいくことをおすすめしています。
下記画像は弊社の研修で実際に使用しているワークシートですが、このように毎週をどう過ごすか?をある程度決めておいたほうが、スタートダッシュがきりやすくなると思います。
ざっくりの目標設定でも構いませんし、例えば、
「平日の40%は商談時間に使う!」
「社内会議は頑張って35%以内に抑えて、より付加価値を生み出す時間に使う」
「全体の10%は、目先の業務ではなくて、長期を見据えた創造的なタスクに使う」
こうした定量的な目標設定があってもいいと思います。

まとめ

仕事納めになった12月29日に、時間が余っていたので、急いで書いてみましたが、少しでも皆さんのご参考になれば嬉しいです!
弊社株式会社dandanでは、こうした時間の使い方を本質から見直す「タイムマネジメント研修」「戦略的タイムマネジメントを体得するワークショップ」「経営者・管理職向けタイムマネジメント伴走支援プログラム」など、時間の使い方にまつわる育成プログラムを何種類か提供しています。
タイムマネジメントを根本から改善したい!と感じられた方は、簡単なディスカッションも(もちろん無料です)提供しておりますので、ぜひご連絡ください!
それでは良いお年を〜〜〜!

いいなと思ったら応援しよう!