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時々読み返したくなる名著『バンド・オブ・ザ・ナイト』

どうも、ダンチブロードキャスティングです。何度読んでも読み返したくなるお気に入りの本ってありますよね。皆さんにもありますか?私のお気に入りの本は中島らもの『バンド・オブ・ザ・ナイト』という本です。何度読み返したかわからないくらい読んだのですが、今回はそんな『バンド・オブ・ザ・ナイト』を好きな理由について書いてみようかなと思います。

中島らもって誰?って方のために、中島らものことがなんとなくわかる記事のリンクを貼っておきます。

『バンドオブザナイト』とは

中島らもの家にフーテンが寄り付く時期があり、その頃の彼の家はドラッグが出回ることから「ヘルハウス」と呼ばれていました。『バンドオブザナイト』はそんなヘルハウス時代を描いた私小説です。

あらすじはDanch Broadcastingの記事から引用するとこんな感じ。

大島英二(通称:ラム)、27歳。後先考えずに仕事を辞めた彼は、失業保険で食いつなぎながら昔やっていた「フーテン」に戻った。ラリるために睡眠薬を服用する彼の家には、やがて個性豊かなフーテン達が寄りつくようになる。ドラッグが出回ることから悪魔の家(ヘルハウス)と呼ばれるようになったラムの家で、フーテンたちは混沌と笑いに満ちた「クスリによるクスリのための生活」を送っていく。

Danch Broadcasting『不朽の名作『バンド・オブ・ザ・ナイト』で描かれた酩酊の世界』より

『バンド・オブ・ザナイト』が醸し出す雰囲気が好き

『バンド・オブ・ザナイト』を好きな理由を書くなんて言ったはいいものの、結局は好きな理由なんていくら難しいことを書こうとも結局「好きだから好き」てなもんだったりする。私の『バンド・オブ・ザ・ナイト』が好きな理由もそれで、結局はなんだかんだ言っても『バンド・オブ・ザ・ナイト』という本が持つ雰囲気が好きってだけ。

その雰囲気というのは、フーテンでジャンキーっていう守るべきものを何も持たない者達が織りなす日常の「ナンセンスでもいいじゃない」というメッセージ。

難しいことゴタゴタ考えて立身出世に励むより、シンプルにやりたいことやってた方がいいんじゃないって思えてきます。気が向いたら『バンド・オブ・ザ・ナイト』をブックオフかどっかで買って読んでみてください。すごい面白いよ。んで、読んだ後ダンチブロードキャスティングの『バンド・オブ・ザ・ナイト』の記事を読んでみてください。多分めっちゃ面白いと思うよ。

カバーイラストを描いてくれているエノシマナオミさんのインスタはこちらから。


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