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積み木(子育て日記546)

おはようございます。

すっかり元気になった息子と昨日は一日一緒に過ごしました。
おもちゃで遊ぶ時間を普段から大切にしているのですが、目先の目を引くおもちゃを投入しすぎているような気がして、お金がいくらあっても足りないよな、と思っていたところです。

ちょうど仕事で使う読書をしながら、次のような文章に出会いました。

子どものうちから鍛えなければならないのは、創造性よりもむしろ、難しいことをすぐにあきらめず、同じことを繰り返すことに飽きたりせず、粘り強くつづける力なのである。その「粘り強さ」を育むのが遊びだ。
今井むつみ(2016)「学びとは何か――<探究人>になるために」岩波新書、208ページより

おもちゃを選ぶときには、子どもがすぐに飛びつくかということではなく、そのおもちゃを子どもが使う中でどのくらい、いろいろなことを試し、象徴化し、創造の羽をはばたかせられるのかということを考えてほしい。
今井むつみ(2016)「学びとは何か――<探究人>になるために」岩波新書、214ページより

積み木はこの最たる例ではないでしょうか。
答えのない、いろいろと拡げられるおもちゃは子どもの創造性を高めるのに向いていますが、難しすぎると飽きてしまいます。
積み木はその点、どこまで積み上げられるかを考えたり、どのようにしたら落ちないかを考えたりできるため、「粘り強さ」を育てるのにとても適していると思いました。

プラレールでピタゴラスイッチのコースをつくっているのも、我々からすると本来の使い道から離れていますが、息子の中では、一生懸命熱中する使い方ができていると思われるため、それはそれで「粘り強さ」を育んでいるようにも思います。

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