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【NEW OPEN】ライ麦パンるくるく

11月号の特集記事「美味しいパンみっけ」では、最近オープンしたばかりのパン店と、知る人ぞ知るこだわりのパン工房を紹介してます。


ハード系に特化したパン工房

特徴的な食べごたえと、噛みしめるたびに小麦の風味をダイレクトに感じられる、いわゆる「ハード系」と呼ばれるパンをご存じですか?間もなくオープンから2周年を迎える久慈市田屋町のパン工房「るくるく」では、当地域でなかなかお目にかかれない通好みのハード系ライ麦パンを予約制で販売しています。

自宅敷地内に工房を開設

「交差点から側道に入り、モスグリーンのプレハブが目印です」。アンバーホールから県立久慈病院へと通じる久慈市田屋町の交差点からほど近く、感じのいい煙突屋根の一軒家の庭先にたたずむ看板のないお店。それが今回紹介する「ライ麦パンるくるく」です。

感じのいい煙突屋根が特徴。モスグリーン色のプレハブが目印です



共感が喜びに


油脂や砂糖を控えめにしたシンプルで風味豊かな自分好みのパンになかなか出会えずにいた店主の久保典子さんが、「物は試しに」と本を片手にパン作りをスタート。材料の調合を変えながら幾度も経験を重ねるごとに、特徴的な硬さはもちろん香り高い小麦の風味が鼻に抜ける、自分自身好みのパンへ近づいていきました。

趣味として取り組んでいたパン作りですが、久保さんが還暦を迎えたタイミングで家族や友人が開業を後押し。自宅の敷地内にプレハブ小屋を設け、家庭用オーブンを備えた厨房設備と、買い物客が休憩できるスペースを併設した工房を整備しました。
 
 天然酵母のパンは出来上がりまで1日~1日半かかるといいます。時間と手間がかかりますが、熟成が進むと味わいが変化するのが天然酵母の醍醐味。1日、また1日と少しずつ切り分けて食べると、より芳醇な旨みを感じることができます。

主にプレーンなタイプのライ麦パンと、フルーツとナッツを練り込んだ「ライ麦フルーツ」の2種類を取り揃え、1本を半分に切ったハーフサイズも用意。オーブントースターでさっとあぶると、カリッとした食感が楽しめます。

利益より好みを共感できる人との交流が一番のやりがい。軒先には看板もなく、主に口コミでの来店がほとんどだといいます。事前予約が基本ですが、冷凍商品は予約外でも購入可能です。

コーヒーも提供しています
ラインナップはこんな感じ
さっとあぶるとカリッと食感が楽しめます
お好みの厚さに切ってご賞味あれ
1日、また1日と食べ進めるたびに味わいが変化
読書家の店主が集めた本がインテリアに


ライ麦パンるくるく
住所 久慈市田屋町2-48-2
営業時間 原則来店予約制
電話番号 090-1492-9311(ショートメール可)
定休日 不定休
※電話予約は10時~18時で対応


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