俺は宇宙を殺したい
※備忘録として
昔に書いた曲
『売血奴』
作詞&作曲 頓挫師
左折する車 止まらない腹痛
ゴミのような雨
与えたものすら貰えるはずもない
吐かれた唾 無慈悲な電車
ゴミのような風
世界中が俺を邪魔しようとする
俺たちは違法な値段で
買い叩かれて 奴隷になる
人の欲望はアレを引き寄せ
あの子は今日もむさぼり食われる
夢を金で買いたい
ほんの僅か笑えるなら
"あした"は人質で
それは永遠に来ない
宇宙を殺したい
俺は宇宙を殺したい
夜明けのゲロを野良猫が食う
ゴミのような雨
救いようもないほど感動している
世の中が生き物に見えた
朝のホームに飲み込まれていく
毒を喰らった死体の群れに
あの子は今日もむさぼり喰われる
希望を金で買いたい
寿命を売って得た金で
"あした"は人質で
それは永遠に来ない
宇宙を殺したい
俺は宇宙を殺したい
俺はあの子を殺したい
俺は自分を殺したい
あの子もきっと俺と同じ
血を売って涙を流す
___
厨二臭いけれど、26の時に書いた。
珍しく早朝の仕事で上司と駅の改札口で待機中。
大量のサラリーマンが改札口に吸い込まれていく様が、まるで一つの生き物のように見えた。
ヘモグロビンが身体中に酸素を運んで一巡するかのように、社会は人間ひとり1人がエネルギーを発揮して回していく
巨大な一つの生き物のよう。
社会のモデルを
誰かが意図してそうつくったのか?
わからないが
生き物の代謝のしくみに似ているようで
おもしろい。
私たちも古くなっていずれ排出されていく。
酸素を送って二酸化炭素を戻して
いつか新しいものに置き換わる。
食事をして睡眠をして
社会で働いて疲労を溜めて帰ってくる。
少しずつ辞めながら
少しずつ新しい人が入ってくる。
少しずつ死にながら
少しずつ生まれてくる。
多分当時は色々とイラついていた。
冗談で友達に言った
「俺は宇宙をぶっ殺したい」
自分の無意識から出てきた言葉に
はっとする時もある。
大昔のmixiの日記を見ると、全然他人が書いているみたいな気分。
カポタストを2につけるか3フレットにつけるかを悩んだまま、3年熟成の末お蔵入り。
一度だけライブでやったこともある。
いつか自作曲のアルバムをつくりたい。
(10年くらい思案中)
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