ドキュメント72時間の面白さ

NHKのドキュメント72時間という番組が好きだ。見るようになったきっかけは何だか忘れたが、いつしかその番組がハードディスクを埋めるようになった。

この番組はある場所に72時間カメラを回して、そこに来る人々に「なぜここに来たか」とか「どういう人生を歩んできたか」とか「現在どのような境遇か」ということを取材する。非常にシンプルなつくりだ。

そのシンプルさのなかに、この世の多様性や複雑性を感じることができるというのが私の感じることの番組の良さだ。

取材される人々は当然それぞれが違う人生を歩んでおり、違う考えを持っている。出てくる人々は様々なのだ。それを取り上げるだけというシンプルな構造。ナレーションは多少入るものの、それに対してスタジオで茶々を入れたりするものはない。只、世の中には様々な人がおり、みんな違う人が、複雑に絡みあって生きているという多様性と複雑性を提示するだけなのだ。

それは私に「他者を愛せねば」という教訓と、「みんなと違って良い」という励ましをくれる。毎週末、その感覚を味わうのが楽しみでたまらない。

受信料の支払いに対して、苦言や文句を呈する人々は多々いるが私はNHKのこのような公共放送らしい多様性や複雑性を感じさせてくれる番組が続く限り喜んで受信料を支払う。

先週の津軽海峡のフェリーの回も面白かった・・・・

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ダクト飯
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