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保育園におけるマネジメントとは

マネジメントとは
「組織の利益を最大化すること」

ですが、保育園における利益とは?
経営層や管理者層の役割とは?

今回はそれらについて考えていきたいと思います。


まず保育園における利益とは?

認可として認められて補助金をもらうことでしょうか?
保護者のニーズを満たして入園者を増やし維持することでしょうか?

私は「子ども育ち」と考えています。
保育園の本来の役割は多岐に渡りますが
最後は「子どもの健やかな育ちを支えるため」
に行きつくと考えられるのではないでしょうか?


経営層や管理者層の役割とは?

まず経営層や管理者層の役割を具体的にすると
「成果を上げるために、何始めるか、何をやめるか、何を続けるか」を
意思決定することです。

意思決定とは、思考、分析、想像、判断を行い
それらに責任をもつことです。

なにより意思決定の「検証」はなにより重大となります。


保育園で経営層や管理者がやるべきことは?

では、前項を踏まえて考えていくと
(保育園内で)「子ども育ち」に必要なことは
何かと考えると

園が提供する「保育の質」が重要にです。

経営層と管理職層が『保育の質』を
向上、維持するために何が必要か
細分化しながら考えてみましょう。

まず『保育の質』を分解すると

保育士の質
保育環境の質

と考えることができます。

さて保育士の質、保育環境の質に
関わるものをさらに細分化すると
どうなるでしょうか?

1、保育士の質
 ・スキル
 ・人間力(人間性)
 ・健康状態
 ・精神状態
 ・労働環境

2、保育環境の質
 ・広さ
 ・玩具の配置
 ・音
 ・光
 ・食事

このように構成されています。
つまりこれらの力を最大限発揮させるとが
経営層や管理者層の役割といえます。

保育士の質面では
・採用や評価のプロセス
・研修等による学びの機会の提供
・メンタルサポート用の第3者機関の設置
・保育士の労働量や勤務時間との関連の把握、分析、調整
・労働環境の調査と改善
・現状を数値化し現状を、行政への報告相談

保育環境の質面では
・基準に合わせるのではなく子ども発達に合った面積
 部屋数の確保
・天井などへ防音素材の設置
・デザインよりも機能性を重視する
・上記を含めた設備投資や設計時の留意

などが上げられます。

マネジメント=人材育成のように
思われるかもしれませんが
保育士を育てるのは管理職の仕事ではありません。

保育士が保育に専念し子どもと一緒に成長できる環境
を整えることが管理職の仕事となります。

参考になれば幸いです。

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