明太釜玉・イカ・エビ・ごぼう天・鮭にぎり
この看板の下をくぐるのは何年ぶりだろうか。
木の色に囲まれたコの字のカウンター、中は湯気が湧き立ち、白い制服に包まれた店員さんたちは温泉に浸かっているようだ。
ここは秘湯・丸亀製麺
うどん、天ぷら、にぎり、それぞれの種類を組み合わせ、無限のうどん定食を生み出せる場所。
今日は、朝から喉の調子が悪く少し温かく優しめな食事をということでうどんをチョイス。いつもは近くの麺が柔らかめのうどん屋さんに行くことが多いのですが、気分転換に本日は讃岐うどんのコシを味わうことにしました。
店内に入るとそこはすでにうどん郷
暖簾をくぐり、大きなガラスのはまった木枠の引き戸を閉じれば、天麩羅の上がる音と、うどんの茹で上がる湯気で充満している。
やっと始まった冬の空気も暖かくしてくれる空間だ。
店内に入ってすぐ、まずはうどんを選ぶ瞬間である。通常のうどん、ぶっかけ、釜揚げなど、無数のうどんと、明太、卵などデフォルトトッピングによりその数は増えて見えている。
こここそ僕に取っての最大難関である。
現状カウンターの外は自分一人。
麺コーナーでこちらをみている店員さんも一人。
ここで突然のマッチアップが発生してしまう。
数年のブランクを抱えた僕はまずどんなうどんがあるのかをチェックしなければならない。
メニュー表には木桶に入った釜揚げうどんをはじめ、かけうどんにぶっかけうどん、冷たいバージョンもあり、全ての情報を察知するのは正直言って無理でした。
前のディフェンダーから発せられる何も注文するんだという圧(実際には穏やかな笑顔をうかべたマダム)を感じながら、なんとか注文をしてみる。明太釜玉、tiktokかinstagramかyoutubeshortで見た明太釜玉の最後におにぎりを入れて茶漬けにするスタイル、これに決めた。その後にもサイズを聞かれたり、生卵と温泉卵を選んだり、紆余曲折を経て注文を無事終える。
自分の決断待ちで状況が硬直しているとどうにもプレッシャーを感じてしまう。別に誰に急かされているわけでもないのに、なかなかどうして相手の時間を無駄にしているんじゃないかとか、要らぬ心配をしてしまう。
この性格だけには今後も治りそうにないので、これを機に丸亀製麺のおすすめカスタムを情報収集してみて、実践へと活かしてみようと思います。
丸亀製麺攻略道のはじまりはじまり。