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世界によって自分が変えられないようにする

ガンジーの有名なセリフらしいんですけど、私は先日この言葉を主人からもらいました

あなたはあなたのままでいいんじゃないって言ってもらえたようなきがしてうれしかったんですけど

最近、自分の言動がどうなんだろう?と思い考えることが多くて、それをちょっと相談したらこうやって答えをくれたので本当にこの人と結婚してよかったなぁ、と惚れ直しちゃったんですけど(笑)

今日はそんなのろけ話ではなくて、またまた子供のこときっかけでこの気持ちにたどり着いたので日記として残しておこうと思います

小学校の実行委員を経験した半年間

娘の小学校が今年45周年でして、去年の秋ごろからこの45周年子供たちのために何かやろうぜ!という有志の実行委員が立ち上がりました

面白アンテナが反応して応募して実行委員になった私は色々やるぞ!とやる気にあふれて会議等に参加しました

何故ならこれは普通のPTA(強制)で集まった人たちではなく、私と同じように「子供たちを喜ばせるぞ」っていう気持ちの方が集まっていると思ったからです

PTAのことを悪く言いたくはないんですが、強制で集めたメンバーってどうしてもモチベーションが低い(積極的でない、やりたくないが顔に出ちゃう)人が多くて、チームで何かをするってなった時一人でもそういう人がいると本当に物事ってうまくいかないんですよ

なので、当時やっていた役員も色々決まらなかったり二度手間のことがあって本当に大変と思っていたので、こっちは大丈夫だ!と思うとすごくすごくわくわくして案出しや予算についてをめっちゃ言ってたんですよね

自分的には子供たちに「経験」をさせてあげたくて、記念誌・記念品よりもバルーンリリース(風船を飛ばすやつ)とか、スカイランタン(ラプンツェルのワンシーンのような)とか、ドローンショー(夜空にドローンが飛ぶ)とかをやりたかったし、予算的に言えば結構できそうだったんです

でも、最終的に決まったものは例年と変わりのないものばかりで、そこでやっと自分と「ここで集まっている人たち」の喜ばせたいことや相手が違うってことに気が付いたんです

目的地が違うなら乗っている電車は乗り換えなくちゃいけないじゃないですか

だから、私は残念だけど皆さんと進む場所が違うようなので降りますって言って辞めたんです

じゃあ、ほかの方が手を抜いてたとかじゃなくて、皆さん一生懸命にやっているし、私とやりたいことは違っても「子供たちのため、学校のため」とやっているのはすごいなと思っていて

そういう経緯を知っているからこそ、45周年、いったい何をやるんだろう?がすごく気になっていたんですよね

PTAのざっくりとした予算案に?(はてな)

先週子供が持ち帰ってきたのが、その45周年の予算案

企画にいくら、事業にいくら使いますよっていうのだったんですけど、これが本当にざっくりすぎて一体何をやるんだ??とびっくりしちゃって

その書類の最後には

この予算案について反対の方だけ書類を出してください、と記載が…

もやッと、してしまいました…

そして色々考えた末に
「何に使うかがわからないので賛成も反対もできかねます。もう少し詳細を載せていただくことはできませんか?」
って書いて提出しました

だって、例えば旦那さんが「5万円頂戴」って言ってきたとして、絶対絶対「何に使うの?」って聞くじゃないですか(笑)

その使い道が「子供の自転車を買ってあげたいから」とか「家族旅行に行きたいから」とかだったらいいよって言えると思うんです

でも、「同僚と飲みに行くんだよ!」とか「趣味の釣り道具欲しいんだよ」だったら出したくない!ってなりません?

この45周年の費用は普段のPTA会費の積み立てです

なので、それを払っている全家庭にこの何に使うかが明瞭じゃないと、正直いいよもだめよも言えないと思うんです

そして、このNOだけに書類を書かせるというシステム

これ選挙だったら無効票もOKにするよってことなんですけど、結構怖いシステムじゃないですか

だって投票所に行かなかったら勝手に自民党とかに自分の票は入ってて、自民党が自分に不利な政策を出しても文句言えないってことですからね

忙しいパパママに降りかかる「面倒の呪い」

実はNOっていうことってすごい労力いるんですよ

面倒臭いんですよ

だから予算案には疑問点があるけれどいっかってなる人は大いにいるわけで

家事や育児に忙しいパパママが学校の催し物に興味があるかないかで言うと、ない、でしょうし…

私はそれが悔しいんですよね

だって影ですごい頑張ってやってくれてる人がいるんですもん!

しかし実際はその頑張ってる人たちの中にも「面倒」とかがちらついてしまって、結果こういう風な文書の作成になっているんだなぁと私個人は感じてしまったりしました

ここの意識を変える、なんておこがましい事思ってませんけど、じゃあ自分がこの件で疑問に思ったことを黙って、物事が進んでいくのをみていくのかって考えたときに

言わないっていう選択をしている未来の自分は全くいなくて

だから賛成も反対もできませんと書きました

正直、この私の一意見でどうこうなると思ってませんし、実行委員長が知り合いだとかこのメンバーは私のことを知っているから、というのがあるから生意気な意見をかけてるっていうのはあります
(全く知らないコミュニティだったらさすがの私も黙ってると思います(笑))

今ごろきっと「またリンゴさんから意見してきてるよ、面倒だな」と思われてるのも百も承知で

でも言わずにいられなかったんですよね

意見を言う₌戦ってる?

そのことを先日友達に愚痴っぽく言っていたら、「よく戦うね~」と言われました

ん???私って戦ってるのか???

そこで自分との見つめあいが数日始まります(笑)

私が意見をしたことで何を期待しているかというと、保護者さんの中にはこういう考えの人がいるんだな!と相手に認知してもらうくらいのことで

先ほどもいったようにシステムを変えるとか、実行委員の皆さんの意識や考えを変えるとか、そんな大それたことは全く期待してないんです

簡単にいうと自分に正直に行動しただけ

なんですけど、周りからは私がファイティングポーズをとっているように見えるようで、ソレが結構な頻度で「よくやるね」とか「戦ってるね!」って言われるんですよ

でも自分としてノーガードでつったってるだけなんです(笑)

自分は建設的な話がしたいし、なんならもっと仲良くなりたいって思ってるんですけどそれが相手には私がファイティングポーズとして映るのであっちもおのずと戦う姿勢になっちゃってて、ミスマッチが起こるというか(笑)

想いって伝わらないもんだなぁと思っているとふと自分の考えに似た人が寄ってきてくれたりして、人生っておもろってそこでなるんですけど

あなたのすることは無意味なことだけど

意見を言わずに無難に生きるやり方も正解でしょう

でも、今の自分にはそういう生き方じゃないってハッキリ言える環境が私の場合は運よく整っているんですよね

その証拠に「私って戦ってるように見える?」と主人に相談したところ、ガンジーの「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。それをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである」っていう言葉をくれたんです

それは彼が会社の中間管理職として仕事をしていく中で、上に意見をするかしないかを決める際の判断基準なんですって

ほえ~!と大声を出して驚いて、それでなんか全部すっとしちゃって(笑)

私は私のままでいい!と思えた日でした

全ては半年前の実行委員に立候補したことから始まって、いろいろあって友達の意見が合って、ちょっと悩んだりもしたけど、結果こういう自分としてはすがすがしい気持ちになれたので、やっぱ動いてみるもんだなぁと今回も思っています

実行委員に携わったことで、子供たちにいろんな経験をあげたい!って夢もできたし、それはそれでまた別のところで叶いそうな兆しが見えてきたし(笑)

これはまたの機会にゆっくり書くことができそうなので、子供向けのイベントが動き出しそうなときにまた更新します




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