クラシックバレエ
私は、大人になってからひょんな行き掛かりで、クラシックバレエをやることになってしまった。
元々、クラシックバレエ自体は観るのは好きだが、まだ劇場で生の舞台を観たことはなく、専らテレビ中継でのバレエ鑑賞が主だが、やはり名作の舞台のバリエーションを踊れたら、どんなにか格好いいだろうと、密かに思っていた。
しかし、バレエというものはそんなに甘いものではなく、『バレエは若さの芸術』と評されるように、やはり始めるならば若ければ若い程、有利ということは身を以て痛感した。
別に、この道のプロになって食べて行こうと思っている訳でもないのだから、若くなくても何ら差し支えはないのだが、やはり同じ一時間をバーレッスンに費やしても、息切れの凄さと発汗の量といったら、これは曲がりなりにも経験者にしか分からないことである。
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