親に騙されて美容師になる〜其の2〜
だいぶご無沙汰な投稿となりましたが、前回の続き。
僕の人生の半分が決まってしまったと思い、諦め?に近い心情で美容学校に通い、美容師になるための勉強をし、美容室ですぐに働けるための実技(カット、パーマ、ヘアカラー、メイク、ヘアセット、ネイル、着付け、接客術etc・・・)と多岐にわたる事を専門学校で習いました。
(利子200%っておかしいでしよ?と悶々と思い悩みながらだったので苦痛でしたよ^ ^)
それも20年前の当時は美容専門学校は1年制だったので、遊ぶ暇は無いに等しい忙しさでしたので、友達とは遊んだ記憶があまり無かったですね。
彼女はいたけれども会っても1時間、多くても2時間程度でデートらしい事は映画を見に行って(疲れてたので、殆ど寝てた気がする💦彼女には申し訳無いことをしました)
見終わったら直ぐ帰宅して勉強と実技の練習の日々でしたね。
(まぁ僕は不器用でしたので、時間の使い方が下手だったのでしょう)
何とか1年間の地獄!とは行かないまでも苦行の末、専門学校を卒業でき、働く美容室も決まり、桜の満開な🌸時期に働くことになったのですが、ここからが更に美容師は大変な職業だなと思いましたね〜(遠くを見つめてます)
元々接客がメインである美容師にはなりたくなかった(だって人見知り全開な性格なんですもの😭)ですから、まぁお客様と話が続かない、できない、笑顔って何?と頭抱えて毎日ドキドキハラハラしながら仕事して営業時間後に毎日技術の練習(シャンプー、ヘアカラー、パーマ、ヘアカットetc)してた気がします。
技術の方は毎日練習してそこそこ出来るようにはなっていたので、割と好きでしたかね^ ^
ただ、やらされている感は拭えませんが。
そんな日々が半年くらい経った頃でしょうか、美容室の近くの銀行にお釣り銭の両替をしに行った時に受付窓口の女性のヘアスタイルがとても綺麗で格好良く素敵だな〜と感じて思わず、その女性に『凄い似合って素敵なヘアスタイルですね、どちらの美容室でヘアカットされてかいるのですか?』と聞いてました。(人見知りなのに自分でもびっくり⁉️)
そしたら『○○美容室の○○さんにカットして貰っています』と言って下さいまして・・・・ん?!○○美容室って僕の働いてる美容室じゃないですか〜!?
と衝撃を受けて僕の体に電気がビリビリと走ったのを覚えてます^ ^
元々僕は絵を描くのが好きで(下手の横好きですが)
風景や人物を描いていたのですが、もしヘアスタイルを作るとしたらと想定していたのが、その女性のヘアスタイルだったので驚きました。
こんな事ってあるんですね^ ^
それも働いている美容室の美容師(当時お世話になっていた店長)と言う事もあり、その日を境に考えが変わり『店長のように素敵なヘアスタイルを作れる美容師に僕はなる!』と目標を決めることができました。
そこからは嫌々やっていた美容師の仕事が楽しく思えるようになって、苦行だと思っていた事が嘘のように変換出来たのを今でも忘れません^ ^
いや〜人生は分からないものです、いつ辞めようかと考えていた事が、いつまでもやり続けたいと思えるようになるのって凄い事ですよね。
母親から、ほぼ騙しに近い方法で美容師の道に引きずり込まれたと感じていた(利子200%の件)のですが、今にして思えばその強引なやり方が今まで20年以上美容師を続けて来れたきっかけだったのだと感じます。
親は子ども対して追い詰めたり落としめたり見放したりして見える事が、実は子どもが自ら奮起し自力で自立出来るようにするために命がけで考え、悩み発言し、行動してくれているんだと思います。
僕も今では人の親として息子を育ててますが、どこまで息子の事を真剣に考えて行動出来るかは皆目見当もつかないですが、もがきながら楽しみながら息子と妻と一緒に成長できたら良いなあと考えてます^ ^
次回は美容師になって一番の出来事(良きも悪気も)を書こうと思います^ ^
ではまた。