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筋トレと運動と身体のコントロール【基礎編vol.2】

トレーニングにも運動にも、身体のコントロールが必要。
身体のコントロール出来ていますか?


身体のコントロールに必要な○○。

身体のコントロールに必要なことは、固有感覚と呼ばれるものです。
固有感覚では、自分の身体がどのように動いているのかを感じる感覚器です。

・固有感覚とは

固有感覚とは、筋肉・腱・関節に存在する固有受容器により提供される身体の運動や位置についての情報。

末廣 健児、後藤 淳:感覚入力・感覚受容とそれに伴う運動の変化について

筋・腱・関節・靭帯に対する刺激や運動から起こる感覚です。

・固有感覚の種類

「位置覚」:関節の角度を伝える。
「運動覚」:関節を動かす力や速さを伝える。
「力の感覚」:必要な筋力の大きさを伝える。「振動覚」:身体の振動を伝える。

日常生活の中で、自分自身では意識していない事ですが
姿勢を保つ、歩く、重たいものを持つ。
自然と行っている日常生活動作は固有感覚が働いているから出来ているものです。

・トレーニングと固有感覚

では、トレーニングと固有感覚はどのように繋がるのか。
筋肥大のための筋力トレーニングでは、ダンベルやバーベルのフリーウエイトを用いたトレーニングがあります。
例えば、
・自分では深くしゃがんでいるつもりなのに、
周りから見たら「スクワットが浅い」と言われる。
・教わった時は効かせ方が分かったけど、1人でやると分からなくなってしまう。
etc…
自分自身の感覚と他者の評価が違う。

自分自身の身体を認知する。
(エラー動作に対応する)
:身体を上手く動かす上で、自分の体がどのように動いているかを理解する。

これがとても大切になります。

対策

他者に治してもらうのが早いかもしれませんが、
自身のトレーニングを動画で撮影し見返す。
ということが大切だと考えられます。

様々な方法がありますが、ダンスなど人の動きの真似をして確認するという方法も有意義だと考えています。

その他にも、
足底感覚へアプローチする。やり方もオススメです。

・足底感覚

足底は、二足歩行のヒトにとって重要な役割を果たしています。
感覚情報を集める機械受容器が多く集まります。
床からの圧力や重力の変化に対応し、脳へ伝達。
これにより、姿勢の制御が出来ています。

足底の感覚が鈍ってしまうと、そもそも姿勢制御の筋肉が上手く働かなくなってしまいます。
身体の固有感覚➕足底感覚を大切にすることで、
身体のコントロールや状態把握が出来ます。

スポーツにおいても同じです。
ex)
野球選手でボールを投げる際に、
自分ではオーバースローで投げているつもりだったが、見返すと横から投げている。
自分の感覚と相違があることにより、怪我のリスクも高まります。

自分の身体をコントロールできるようにしましょう。

難しい話でしたがためになると思います。

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