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中学受験しました@関西 第5話 3年生どうだった?

こんにちは、小学6年生と4年生姉妹の母、児童英語インストラクターのMaoです。
2025年1月、長女が関西中学受験の最難関校のひとつである、洛南高校付属中学に合格しました!
噂には聞いていたものの、実際の中学受験は想像以上に大変で、親も娘も挫折しそうになるタイミングを何度も乗り越え、試行錯誤しながら中学受験生活を無事に完走しました。
私たちの約4年に渡る中学受験生活がどのようなもので、どんな壁があり、そしてそれをどう乗り越えたのか。
私たちが歩んだ志望校合格までの道を書き留めておこうと思います。
私たちの経験談が少しでも、過酷な中学受験をサポートする親御さんの参考になれば幸いです。

前回の塾選びのお話はこちら

新3年生で中学受験の塾に入り、平日週2回、国語算数の2科目の勉強からスタートしました。
塾に通いはじめた当初、私が意識していた事は3つあります。

①受験に関する情報源は塾に絞る
②とにかく宿題を全部やり遂げる
③子供の様子をよく観察する、話を聞く


です。
1つずつ詳しく説明していきます。

① 受験に関する情報源は塾に絞る

夫はあれこれ受験に関する本を読んで多角的な情報を得ていましたが、私は全く調べる事はしていませんでした。
というのも、情報が多すぎると真逆のことを勧められる場合もありますし、中受未経験の私が本当に必要なものを正しく取捨選択できる自信がなかったからです。
それならば、まずは「塾からの情報」ここに集中してやればそんなに酷いことにはならないだろう、と考えました。

この考え方は、最後の最後までブレずに親子揃って塾を信頼して進んでいけた大きな要因になったと思います。
実際に塾から頂く資料や面談での言葉は、その時必要な段階に対応していたものでしたので、自分で調べて先回りして心配するより、精神衛生上も良かったです。
その代わり頂いた資料、特に保護者会や受験直前の資料は隅から隅まで目を通して繰り返し読んで参考にしました。

もちろん塾の方針が自分の子供に合わなかった場合はそうは行かないと思いますので、そこは③の「子供の様子を観察し、話をよく聞く」というところから判断して①も変更したら良いのではないかと思います。

②とにかく宿題を全部やり遂げる

私はこれが3年生にとって非常に大切というか、むしろ3年生からの受験準備ってこれのためにあるよね、と感じていました。
「宿題に慣れる」という事の本当の意味がこの頃はちゃんと理解していませんでしたが、後々、学年が上がるに連れてどんどん増える大量の宿題をこなすことが本当に難しくなります。

大半の3年生の子供は、自ら机に座って勝手に勉強することはありません。

親がちゃんとやらせないと、宿題が終わることはないんですよね。
なので、はじめはしっかり親が計画を立てて、子供に声を掛けて座らせて、問題を解いたら丸つけをして、間違えたところは一緒に調べて、、、
しんどい時もありますが、ここは親も踏ん張ってやらないといけないです。
むしろわが家はこれだけはやってました(笑)
巷でよく言われる毎日の計算練習とか一切やってませんし、公文も通っていませんでした。
そもそも学校の宿題以外は、英会話と絵画教室のみ。
なので3年生の前半は特に、勉強のやり方を親子で学んでいく時間となったと思います。

③ 子供の様子をよく観察する、話を聞く

これはどこのご家庭も1番大事にされていると思います。
やはり塾という新しい環境に飛び込むわけですから、「楽しく通えているか」という点が1番気がかりでした。
これまで自由にしてた時間も少し減りますし、子供がそれに対してストレスを感じていないか、毎回帰りの車の中で「今日どうだった?何を習ったの?」と塾の話しを聞くようにしていました。

幸い娘は塾の授業をすごく楽しんでいましたし、4年間通ううちに塾の友達とは戦友のような特別な絆を感じているようで、学校とはまた違ったコミュニティを築いていると思います。

よく、「こんな小さいうちから塾通いでかわいそう」と言われると聞きますが(私は言われた事ないですし、こういったご意見はネット上でしか見た事ないですが)、実際には学校に通うのが当たり前なのと同じように、子供たちは当たり前の感覚で塾に通うようになると思います。
周りの子供達もみんな中学受験を目指す仲間ですし、先生方も上手に導いてくださるので、低学年のうちはそんなに大きな問題に直面するケースは少ないのではないかな、と思います。

大きな問題にはならなかったですが、塾に慣れていく過程で、娘が「放課後に学校に残って友達と遊びたい」という事がよくありました。
なので、塾のない曜日にお友達と事前に約束するよう促したり、どうしてもの時は塾への出発時間まで学校で遊び、私が車で迎えに行くなどして娘のお友達との時間も大切にするようにしていました。
「〇〇ちゃんと何曜日に約束しているから、この日までに宿題終わらせようね」というモチベーションになるので、制限はせず、友達と遊ぶ時間の確保に出来る限り協力するように心がけました。
ただ、それも学年が上がるに連れてお友達も塾で忙しくなりますし、少し寂しさもあったと思いますが、そういう事も自然と減って行き、5年生にもなると塾の宿題を片付けるのに必死で、遊ぶ約束どころではなくなっていきましたね。

子供の様子から、言葉から、問題が見つかったらその時必要な対応を家族で話し合って解決していく。
本当にこの繰り返しだと思います。
子供もちゃんと一緒に話し合った結果であれば、納得してくれるので、まずは「よく見る、よく聞く」を心がけるのはお勧めします。
ちなみに、わが家は小5あたりからかなり思春期っぽくなりまして、積極的にあれこれ話して相談とは行かなくなりました。
せめてリビング学習を見守るのだけは続けていましたが、机に向かう背中だけで集中の度合いもわかるようになるので、結局「様子をよく見る」のは最後まで大事だったな、と思います。

3年生は塾通いにも割とスムーズに順応したと思います。
次回ははじめての波乱が訪れた4年生の1年を振り返りたいと思います。お楽しみに♡

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