本当の名前
実は私、
ミドルネームを持っているんです。
と言っても、noteの世界ではカミングアウトかもしれませんが、現実世界では隠しているわけでも何でもないので、本来の #実は私××なんです の趣旨からは、外れているかも知れません。
でもまぁ、西尾さんご自身が、変わった名前お好きと書かれていたので、名前そのものは普通だけど、あまり普通じゃないところに名前がある(日本では)話 ということで。
育ちは和歌山ですが、生まれは実はロサンゼルスです。
両親は生粋の?日本人、おまけに私が一歳にならない頃家族で日本に帰ってきたということで、もちろん英語も喋れない、完全に、見た目も中身もどこにでもいる日本人です。
ですが、出身がアメリカだと、20歳までは国籍を選べる立場にあるということで、親は私に英語圏のミドルネームをつけてくれました。普段は使いませんが、きちんとした書類(免許証・卒業証書といった)には必ず明記されます。マークシート形式で名前を入力しなければいけないような時、たまに指定された枡目からはみ出すこともあります。最後の一字入らないと、ちょっと悲しい。
調べてみたら、田中みな実さんも、実は帰国子女でミドルネームお持ちなんですね!一緒にするにはおこがましいですが。(田中さんは英語ペラペラだそうです。)
親しい友人などはこのことを当然知ってる訳ですが、新しい環境になる時は、必ずと言っていいほど自己紹介に名前の由来がくっついてきます。もう散々紹介し慣れたので、英語喋れませんが、まで含めて2行ほどで説明できるようになりました。
大学生になった時。人生で初めて〝アルバイト〟をすることになり、緊張して向かった面接日、店長に「どんな金髪碧眼の子が来るかと思った。普通の子なんだね」と言われたのを覚えてます。普通でなんかすいません、という気持ちになりました。確かに、電話じゃ顔分からないもんな‥。
アメリカ生まれでミドルネーム持ってるのに、英語が喋れない、と言うのは、未だに密かなコンプレックスです。
独身時代はうさぎで有名な英会話教室に通い、その時も上記の自己紹介を何度もしてましたが、日本に限らずアジア出身の人が英語圏で生活する時、〝イングリッシュネーム〟と言うものをわざわざつける場合があるんだそうです。それが一般的な国もあるみたいです。山田花子さんみたいに、エリザベスって呼んで、みたいな。
私は、何で自分の名前があるのに、わざわざ外国風の名前つける必要があるねん?外国人から発音し辛かろうが、覚えにくかろうが、名前くらいその国と人を尊重して、そのまま呼んでもらえばええやん!と思ってましたが、自分は両方あるので、あまり説得力ないですね。
ミドルネームのいいところ。
苗字が変わっても、下の名前を忘れられても、ミドルネームが印象的で人から覚えられやすいです。別に忘れられてもいいんだけど。
あと、大人になってからだと、親しくなってもなかなかファーストネームで呼び合うことって少ないと思うのですが、ミドルネームはユニークだからか、ちょっとした時に呼んでもらえたりして、関係が近くなりやすいです。何故か、義母も私のことをミドルネームで呼びます。下の名を呼び捨てだとキツく聞こえがちだし、ちゃん付けも言いにくかったらしい。
そんな私のミドルネームは、
エリザベス
ではありませんが、某 元プリンセスと同じ名前です。