ぽんこつ上等
のっけから何だが、タイトルと真逆のことを今から書いていく予定。
時々、どうしようもない無能感に襲われる。
自己肯定感とは何だろう。
私は私がきらいではないんだけれど、
なんでわたしこんなポンコツなんだろう。という思いにとらわれて、ため息しか出なくなる時がある。
日に日に、そんな時間が増えている。
誰にでも、苦手な分野というものがある。
私にとって、それは数字であったり、お金であったり、提出しなければいけない書類だったりする。
今月に入って、銀行へ行かなければいけない案件や、急に降って湧いてきた家の修繕のための打ち合わせが続いていて、
その度、何とかがんばって話を聞いたり、話をしたり、そして決断したりしているのだが、
一回終わるごとに、ひどくエネルギーを消耗している。
では、次までにまた、こちらの方読んでおいていただいて、決めておいてくださいね。
こちらにはこのような商品もございますので、もし良かったらお目通しください。必要であればご説明いたしますので。
こちらの書類は、ここに口座番号とお名前の記入、そしてハンコですね、ご確認お願いします。
ああ、これ決めなくちゃいけないのかぁ、
ああ、今週中かぁ‥
‥。
やりたくない‥
できれば避けたい。
いい大人になったのだから、めんどくさいでは避けて通れない。今まで自分じゃない誰かがやってくれていただけのこと。
それも、家とかお金とか、生活に関わることなんだから。関心がないとか、そうもばかり言ってられない。お金は大事だし、家だってなくなれば困る。
分かっていて愚図愚図言ってしまうのは、自分がここまで甘ちゃんで生きて来たツケなんだろうと思う。
仮にも先生と呼ばれる仕事をしているし、はたからはそんな風には見えないのかも知れない。
でも、「子どもが好き」「子どもたちの学びに関わる仕事がしたい」「この仕事のためなら自分の時間や労力を割いても苦でないと思える」と言う、ある意味夢見る夢子のまんま、職につき、社会人をしてきたから、現実世界のことになると、てんで判断力も決断力も鈍い。
それは自虐ではなくて、私は自分のことをそう分析している。
ポンコツで何が悪い?
学校は、間違っていいんだよ!
先生なんて、この仕事してるのに、格付けチェックでストラディバリウスの演奏と、音大生のバイオリンと間違ったから。大丈夫!(何の話)
今日だって、別のことしなくちゃって思ってたのに、こんな風にnote開いてだらだら書きなぐってるんだから‥
先日、長男の習い事に彼を送っていくため、二人して自転車を漕いでいた。
お教室は校区内にあるから、もう一人で行けるはずなのに、ママもきてと言うので、後ろからついて行った。
減らず口はたたくくせに、こんなところで甘えん坊なんだから。仕方ないなぁ。
ところで、ママが一緒に来て、もし友だちに見られても、恥ずかしくないの?
別にー。
だったらいいけど。
坂を下る。
長男の空色のTシャツが、風にはためく。
背中に白い字が輝いている。
[ NOBODY IS PERFECT ]
そうだよね‥
分かってるんだよね。
私だって完全な人間になりたい訳じゃない。
体育が苦手で、数字がきらいな愛すべき私でいいのだ。
でも、書類整理と、お金の損得勘定は、できるに越したことはなく、
そして得手不得手関係なく、人生のうちでやらなきゃいけないことはやらなきゃいけない。
やらなきゃいけないことを、やらなきゃいけないと思いながらやっているうちに、やりたいことが何だったか分からなくなって、もう夜になって、疲れていやになって寝てしまう、その繰り返しです。
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