日本の小さな工業製品の会社がドイツ進出とヨーロッパ展開を成功させた時の話
※今後会社の拡大や初めて海外展開を検討する方向けの内容で、状況をイメージしやすいように少し長めに書いています。また、結論は後半です。
本業の中の一つに、日本企業の海外展開サポートがあります。
この記事は、日本の小さな会社がドイツ進出からヨーロッパ展開までに至った時の話です。
関西方面の工業製品をメインとする会社で、親族と従業員を含めて数人の会社です。自社の商品を海外の企業や代理店に販売したい夢がありました。いわゆるBtoBの取引先の獲得です。
最初に依頼があったのは、この会社からではありません。過去に知り合いになったドイツのイベントを主催する会社の担当者からでした。
「日本人で、ドイツのイベントに出展して取引先を見つけたいと思っている方からメールがきているんだが、英語もドイツ語も分からない方なので少しサポートしてもらえないだろうか」
日本は、公的機関が様々な海外展開のサポートをしてくれる心強い制度が複数ありますが、スタート地点にたどりついた後は、ほぼ自力で頑張る必要があります。
また、当然ですが小規模の会社であればあるほど、担当者がマルチタスクで動く必要があります。
ドイツ本国でイベントブースへの誘致や集客、商品をドイツおよび周辺国の顧客候補にPRすること、契約交渉、契約の締結・・・山ほどハードルがあるのです。しかも、日本だけではなく、進出国の法律や基準を知らなけらばなりません。
結果としては、ドイツとスイスで取引先が見つかり、契約締結を終えて、ビジネスがスタートした成功事例になったのですが、本記事では手段に焦点を置いていません。
全ての成功者と同様にこの会社の社長も高い情熱がありました。
進出先のことを良くしらない、外国語がしゃべれない、契約や相手国の法律が分からない、社内に適した人物がいない ・・・など普通に考えたらハードルが高いものばかりです。また、お金で全てを解決できる余裕もありませんでした。そこで、この会社の社長は強い思いで自分で動くことを一番最初に持ってきました。
準備ばかりにとらわれていると、あっという間に数年が過ぎてしまうと気づいていたからです。
コロナ禍のいま、企業の海外展開や外国人を対象としたビジネスが特に厳しい状況下にあることは、皆さん周知のことと思います。しかし、リスクを取ってチャレンジする時期が再び訪れるはずです。
同様の話は数多くありますが、基本部分は古今東西で変わりません。
最初に情熱です。
・ご一緒にお仕事をさせていただける可能性がもしございましたら、下記をご確認いただきまして、メッセージをいただけますと大変嬉しく思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
https://note.com/daimarueve/n/nc51d98d3edd3