「ベルサイユのばら」が懐かしい, ヴェルサイユ宮殿に行ってみた 〜 1983年6月7日
「ベルサイユのばら」のお陰で, 俺にゃ似合わないところだなと思いつつ行ったような気がする, フランス・イヴリーヌ県ヴェルサイユにある ヴェルサイユ宮殿。その他ヨーロッパの城など, 後日ドイツとかでも行ったりして, 史跡を訪ねただけなわけだから, 他のところではいちいち俺には似合わねぇなぁなんて思わなかったけれど, ヴェルサイユ宮殿はなんといっても, 自分が小6から中1の頃にかけて「週刊マーガレット」に連載されて女子に大人気だった漫画「ベルサイユのバラ」のイメージが強烈だったから, 当時は!
以下, 肝心の ヴェルサイユ宮殿 のことは, それほど書かない気がする(たぶん, 笑)
1983年4月26日に横浜港を発ってユーラシア大陸「ほぼ」一周の旅へ, そして 6月7日は ヴェルサイユ宮殿
こうしてちょくちょく, まずは旅を振り返るのだった。1983年4月26日に横浜港から当時のソ連・ナホトカ行きのフェリー2泊3日の旅でユーラシア大陸「ほぼ」一周旅行の始まり始まり, ナホトカで1泊, 列車でハバロフスクに出て1泊, ハバロフスクからは3泊4日シベリア鉄道の旅, イルクーツク1泊後に再びシベリア鉄道の旅こんどは4泊5日, モスクワに着いて2泊3日, その後はヨーロッパの旅開始(当時のロシアはソ連, モスクワ含めてヨーロッパにいる感じがしなかった), フィンランド, スウェーデン, ノルウェー, デンマークにそれぞれ滞在, ドイツ(当時は西ドイツ!)に入ってハンブルク, ボンに滞在, その後は当時まだ公式にはアメリカ合州国・イギリス・フランスの占領地だった西ベルリンに滞在, 東ドイツの東ベルリンには西ベルリンから日帰り旅, その後, ベルリンを発ってケルン経由, ケルンからの夜行列車に乗って, フランス・パリに着いたのが 1983年6月3日の朝6時半頃。
あ, リンク間違えた(笑),
あれはユーラシア大陸「ほぼ」一周の旅「フランス・パリ」編とは全く関係ない, 日本の超ド級B級「知識人」(超ド級B級ってことはZ級ぐらいかな, 本人が「研究者」を名乗ってるんだから, まぁカッコ付き「知識人」なんでしょう, 大雑把に言えば)である自称「イスラム思想研究者」の批判, しち面倒くさいその第4弾 note だった。
と, ワザとらしい強引リンクに関してはこの辺にしておいて, とにかく,
日本を 1983年4月26日に発って, フランス・パリに着いたのは同年6月3日の早朝。パリには 6月12日まで 10日間滞在して,
というわけで, 6月6日はパリで最も古い, 最も歴史ある通りの一つにして, 且つパリ最大の「娼婦街」である サン・ドニ通り を小田実「何でも見てやろう」(今や若い世代にはもうあんまり知られていないと思われるが)よろしく野次馬根性の冷やかしで歩いてみて, その翌日6月7日は, パリから出てイヴリーヌ県ヴェルサイユへ(まぁパリから近いんだけど), 今度は ルイ14世 やら マリー・アントワネット やらでお馴染みの ヴェルサイユ宮殿 に行ったのだった。
しかし何というか, この惑星の上を生きてきた, というか存在してきたその歴史の長さを言うなら, パリの サン・ドニ通り はローマ帝国時代の 紀元1世紀から の歴史があるし, 「娼婦街」になったのも 中世の時代から というから, ルイ14世 が建造を命じて建てた(厳密には1624年建築, ルイ13世による狩猟の館の「増築」, ということかな)ヴェルサイユ宮殿 は 17世紀からの歴史, マリー・アントワネット だって18世紀の人(1755年生まれ, 1789年から1795年にかけてのフランス革命の際に処刑されたのが 1793年10月16日)というわけで, 歴史(の長さ!)はパリの サン・ドニ通り の方があって, かつサン・ドニ通りの「娼婦たち」の歴史だって, ヴェルサイユ宮殿 よりも長いのだ, えへん!(特に何か理屈を言いたいわけではないのだが, 笑)
さて, その ヴェルサイユ宮殿, パリの中心から南西に 約20Kmいった辺り, イヴリーヌ県の県庁所在地であるヴェルサイユ(イル=ド=フランス地域圏に位置するコミューン)にある。細かいな, この説明, これはいまウィキから引っ張りました。
英語だと, こういうことになる(フランス語, 分かりまへん!)
The Palace of Versailles (French: Château de Versailles) was the principal royal residence of France from 1682, under Louis XIV, until the start of the French Revolution in 1789, under Louis XVI. It is located in the department of Yvelines, in the region and province of Île-de-France, about 20 kilometres (12 miles) southwest of the centre of Paris.
さてさて, ヴェルサイユ宮殿と言えば,
日本の特定世代(1960年911生まれの筆者の世代はそのど真ん中辺りかも)の多くが直ぐ思い出すのは, 1972年から1973年まで「週刊マーガレット」で連載してた, 池田理代子作の漫画「ベルサイユのばら」。1974年初演の宝塚歌劇団による舞台化も大成功, 当時あれで宝塚歌劇団に入りたくなった女子も結構いたのでは?
あの漫画や舞台化作品のタイトルでは「ヴェルサイユ」じゃなくて「ベルサイユ」だけど, まぁその辺, 細かいところはいいでしょう。当時の日本は「ヴェ」とか「ベ」とか, 気にしなかったのだ!
でもヴェルサイユとベルサイユは拙者, あんまり気にしないけど, The Velvet Underground は「ベルベット」じゃなくて「ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」です, そこんところはよろしく(「ろは」をとると矢沢永吉, 笑)。
脱線した。
話を戻して, 時間も戻して, でも時間は 1970年代から 1983年へ。
1983年6月7日, 筆者はパリのこの汚ないホテルの汚ない部屋を発って(まぁ日帰りヴェルサイユの旅だから, この汚ない部屋にまた戻ったんだけど, 笑),
このホテル(1983年6月9日に自分の部屋を撮影), だいぶ上の方でリンク貼り付けたこの note に書いたことを以下に載せておくと,
ホテル・ヘンリーIV ってすっげ高そうな名前のホテルだけど, しっかしバックパッカーとカタカナ英語で呼ばれる日本の貧乏旅行者がそんな高いホテル泊まるはずがない。40フランス・フランというのは, 当時の為替でおおよそ 1,000円程度だったものと記憶している。中東やアジアでは 1泊日本円にして 200円とかそれ以下とかも泊まったりしたけれど, ここは一応「花の都」パリ, あの宿はおそらく当時のパリで最も安い部類ではあったと思う。
「ホテル・ヘンリーIV」という大それた命名とは裏腹に, 何階建てだったかとりあえず忘れたけれどまぁ 3, 4階程度の建物だっただろうか, それはかな〜り古びた, 鄙びた(大都会パリに在りながら「鄙びた」風情の)建物で, ホテルらしくない玄関を入っていきなり狭いスペースの左側に木机のフロントがあってそこにいるスタッフ二人はアルジェリアからの移民(移民だったか二世とかだったか区別は記憶にないが), うち一人はおっさん, もう一人は普段は気がよさそうだが短気でケンカ好きで手に包帯を巻いていてピストルも持っていて, 掃除のおばさんはモロッコ人(移民だったか二世とかだったか区別は記憶にないが)の二人で(この辺りのことはほとんど頭で記憶しているけれど後日 [6月10日] の日記にも詳しく書いてある), そして泊まった部屋では一度, ネズミが出た(笑)。
というわけで, かな〜り汚ない部屋だったんだけど, いや部屋だけじゃない, そのホテルの周辺は「花の都パリ」という形容とはだいぶかけ離れた場所でまぁ有り体に言えば「汚なかった」んだけど,
その部屋から出て(上にも書いたけど夜には戻ってる, 笑),
それからパリも出て,
ヴェルサイユに向かったのだった。
これはヴェルサイユ宮殿の中。これ見て外だと思う人はあんまりいないか(笑)。
宮殿の外。
庭がやたらとデカい。つまり, 広い。だだっ広い。筆者の家の庭の八千京倍ぐらいの広さと思われる(「一京」は「一兆」の一万倍であります, 笑)。
宮殿にしろ庭にしろ, デカ過ぎて, 全貌を撮るのは無理な注文というもの。誰にも注文されてなかったと思うけど(笑)。
さてさて,
ヴェルサイユは新婚旅行の時もパリやオンフルールと共にいろいろ見聞した。ヴェルサイユ宮殿を見物した後, パリに戻る前にヴェルサイユの街のレストランで食べた夕飯とか美味かったし, いい思い出はある。ヴェルサイユの宮殿や街で撮った写真もわりと沢山。
でも今これ見たら, この note に載せた写真はパリとオンフルールで撮った写真だけだった, まぁいいや, でもこの際, リンク貼ってしまう。
話を戻して!
ヴェルサイユ宮殿, とにかく敷地は広いわ建物は中も外もえらく豪奢な造りだわ, 「こりゃ確かに大したもんだ」と感じ入ったのだが, 当日の旅日記には, ユーレイル・パスでヴェルサイユ行ける(そりゃそうだよな)とか, 庭がやたらデカいとか, そんな程度のことしか書いてない。
というわけで, 今日の note はこの辺にしておくのだ。これでいいのだ, バカボンのパパなのだ。
いや待て, 何か音楽を付けよう, ということで ♫
ヴェルサイユとは特に関係ないんだけど(笑) 〜 "Whole Lotta Love" (Led Zeppelin) by Lussi in the Sky
Lussi in the Sky はフランスのミュージシャン。
*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。
*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。歌詞に関心のある方は, 公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.1 加筆/削除/編集)。