【拡大傾向】感染性胃腸炎とは?
みなさん、こんにちは
看護学生から保健師になりました、@タミ です。
かなり投稿ができていない状態でしたが、保健師として学ぶ日々で
皆様に、共有できたらいいなと思うことや、アウトプットしていきたいなと思うことが多くありますので、発信していきたいなと思います。
医療職ということもあり、情報には細心の注意を払いながら発信します。
お時間ある方は、是非お読みいただいて、ご自身やご家族、会社等で周知して頂けると嬉しいです。
さて、今回は【感染性胃腸炎】についてお話したいと思います。
感染性胃腸炎とは?
みなさん、【感染性胃腸炎】はご存じでしょうか?
感染性胃腸炎とは、
・ノロウイルス
・サポウイルス
・ロタウイルス
などのウイルスに感染して、
・下痢
・嘔吐
・腹痛
・発熱
などの症状が出る病気です。
一般的には、保育園、幼稚園児などの小さな子どもの集団で多く発生することが多いのが特徴です。
お子様の保育園、幼稚園などで
という、お知らせを聞いたことがある親御さんも少なくないと思います。
こういった、症状が出るのが【感染性胃腸炎】です。
感染性胃腸炎の怖さ
それでは、感染性胃腸炎の危険性についてお話していきます。
感染性胃腸炎は、先ほどもお話した通り、
・下痢
・嘔吐
・腹痛
・発熱
などが症状です。
そのため、命に関わる危険は少ないですが、
脱水症状
電解質(カリウム、ナトリウム)の喪失
などが起き、身体を循環する血液の量が減り、顔色が悪くなったり、手足が冷たくなたり、栄養失調などの危険が高まります。
また、感染性胃腸炎の原因でもある
ノロウイルス
ロタウイルス
などは、感染力が非常に強く、数個~数十個のウイルスが体内に入るだけで容易に感染してしまいます。
そのため、保育園、幼稚園などの集団生活をしている場面での感染拡大が起きるわけです。
感染経路について
感染性胃腸炎の原因である
ノロウイルス
ロタウイルス
などは、便の中に含まれ排出されます。
上記で、保育園、幼稚園などで感染の拡大が大きいとお話しました。
小学校、中学校、高校などで感染が起きづらい理由として、
排泄行為の自立があげられます。
特に、保育園では、0歳児からのお子さんがいます。
排泄行為が自立していないお子さんは、オムツ交換などを保育士さんにしてもらいます。
その際に、適切に手洗いや手指消毒、環境の消毒ができていないと、
・保育士さんの手
・オムツ交換場
・トイレ
などに原因ウイルスが付着したままの状態になり
そこで園児が活動することで、園児に感染し、拡大するということです。
また、嘔吐物にもウイルスが排出されます。
園内での嘔吐時、その周りにいた園児たちにウイルスが付着して、食事などの際に体内に入り感染することも多いです。
感染の拡大が大きい施設に小学校、中学校などが入らない理由はここにあります。
感染の予防方法は?
それでは、感染を予防するにはどうしたら良いのでしょうか?
これは、感染が拡大している理由の1つにもあげられることなのですが、
実は、感染性胃腸炎の原因ウイルスである
ノロウイルスやロタウイルスは、
アルコール消毒では死なない
んです。
現在、新型コロナウイルス感染症の流行によって、手洗いうがい、アルコール消毒が生活の一部になっています。
このことによって、新型コロナウイルス以外の感染症は減っているのは事実です。
しかし、アルコール消毒が正義という考え方が広がりつつあり、
アルコール消毒では死なないウイルスが原因で起こる感染症
感染性胃腸炎などは、増加傾向にあります。
保育園や幼稚園の環境消毒のマニュアルなどを見ていただけると分かると思いますが、
感染性胃腸炎などの発生が起きた場合、もしくは、環境の消毒をする場合は、
次亜塩素酸ナトリウム(また、別の記事で詳しくお話します。)
などの塩素系の消毒薬を使うように記載されています。
この次亜塩素酸ナトリウムは、感染性胃腸炎にのみ効果があるわけではなく、新型コロナウイルスにも効果はあります。
希釈の割合や人の皮膚には使用してはいけないなどの細かなルールはありますが、
アルコール消毒で何でも予防できる
という考えは、少し見直す必要があるのかなと思います。
おわりに
今回も最後まで読んでくださりありがとうございます。
感染性胃腸炎なんて初めて聞いたという方も少なくないと思います。
現在、新型コロナウイルスが流行していますが、6月から海外からの旅行客の受け入れ等も始まります。
規制の緩和、外出の増加なども見込まれます。
人の動きが活発になってくるからこそ、新型コロナウイルス以外の感染症の知識もぜひ入れておいていただきたいと思います。
今回は、感染性胃腸炎についてお話しました。
今回のお話は感染性胃腸炎についての導入の部分のみです。
もっと、細かく詳しい対策や情報はたくさんあります。
是非、もっと知りたいという方、保育士や教員の方、小さなお子さんがいる家庭の皆様は、一度調べてみていただきたいです。
このアカウントでも、さらに詳しい情報はお届けする予定ですので、いいねとコメントで教えて頂けると幸いです。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
もっと詳しく勉強したい方(僕が分かりやすいと思うサイト掲載しておきますのでこちらから↓)