「視座を高く持つ」の落とし穴に気がついた話
みなさんこんにちは。
本日は「目的ドリブンの思考法」より、視座を高く持つことの落とし穴についてお話ししていきます。
近年、「自分の得意なこと、好きなことで生活をしていこう」という風潮が強く、フリーランスになったり、起業する方が多いように思います。
そして、そういった方々から「視座を高く持て!」という言葉をよく聞きます。
確かに、視座を高く持つことは大切なことだと思いますが、意外とそこに落とし穴があるのではないかなと、本書を読んでいて気がついたため記事にしたいと思います。
頑張っているのに成果がでない
なんだかいつも空回ってる気がする
このような方には、現状から一歩抜け出すヒントになると思いますので、ぜひご覧ください。
【本日の参考図書】
ポジションごとの目的
みなさん、視座を高く持つことを意識しすぎて逆に空回ってしまう経験はないでしょうか?
その場合、ほとんどの原因が「それはあなたの役割じゃないでしょ?」となっているはずです。
そこをなくすためには、目的を適切に設定することが大切だと本書には書かれています。
ポイントは「適切に」です。
目的を設定する大切さは下記の記事に書いているので、まだ読んでない方は見てみてください。↓
目的を適切に設定できないと、僕たちは成果を出すことが難しくなります。
その目的の設定を、今いる「ポジション」で考えてみるというのが今回の趣旨です。
「ポジション」というと、会社でいう平社員、係長、課長、部長、CEOなどのことですね。
みなさん百も承知だと思いますが、このポジションにはポジションごとに与えられた目的が存在します。
例えば、僕のような平社員の場合は、「計画・指示された業務の実行」ですし、係長になれば「事業や活動単位での計画・運営・管理」になります。CEOなどの上位層に行けば「会社全体のミッションを考える」になるわけです。
視座を高く持ちすぎる弊害
ここで近年よく言われている「視座を高く持つ」ことを考えてみます。
例えば、平社員の場合、視座を高く持つことを意識しすぎて、CEOの目的である会社のビジョンなどを考え出すと、「お前、何やってんだ!ちゃんと仕事しろ!」となりますよね。
もちろん、平社員が一つ上の係長などの業務や目的を把握して動くことで係長からの信頼が得られることはあると思います。
しかし、「視座を高く持ちすぎる」ことで、相手から「何やってんのこの人」と思われることあるという事は頭に入れておくべきかなと思いました。
僕も社会人1年目の頃は、「視座を高く持とう」としすぎて、1年目であるにも関わらず、課長の仕事内容を逐一調べていたり、部長に話しかけに行ったりと無茶苦茶なことをしていた時期もありました。
そのくせ、自分の業務の成果はあまり出ていなかったため、直属の上司からは「何をやっているんだろう」と空回って見えていたと思います。
視座を高く持つということは、「今いるポジションの目的を確実に行う(自分のポジションで成果を出す)」ことが前提にあり、尚且つその視点があると良いよね。という事だと気が付きました。
また、視座を高く持つ際も、1つ、2つ上の役職までにとどめるのが良いのかなと思います。
何か、空回ってるなと思っている方は、今のポジションの目的をもう一度確認し、まずはその目的から実行するようにしてみてはいかがでしょうか?
さいごに
本日は「目的ドリブンの思考法」より視座を高く持つことの弊害についてお話ししました。
この本は、「目的」についてフォーカスし目的設定から実行まで体形立ててわかりやすく記載されています。
2024年、今年こそ何か頑張りたい。変化をつけたいという方にもおすすめの一冊です。まだお読みでない方はぜひ読んでみてください!
【本日の参考図書】