土壁塗り体験会withショートケアぐっとらいふ様
カナリの時差投稿となりますが、書きたいことを順番に書き上げて行きたいと思うのでお付き合い頂けると嬉しいです♡
勢いでスタートした土壁塗り体験会。
初回にたまたまショートケアに携わっている看護師の方が来てくださり「ぜひ子どもたちにも体験させて欲しいのですが、お邪魔することは出来ますか?」と有難い申し出をいただきました。
私自身、発達や脳科学、心理学も大好きで
乳幼児の発達や母親という立場の女性に関する講座を開講し、乳幼児とその保護者との時間を共有したり、訪問型の介護福祉士として、要介護者とその家族と関わる中で「伝統的な工法が心身に与える見えない力は往々にしてある」と感じていたので、そのお話をいただけて、とても嬉しかったのですが
この体験会、実は準備がとっても大変!しかも、素人(私)は特に手伝えることがない。爆
そして費用も案外かかるので【加藤建築】としては大変だということも薄々気が付いていました。(開催は無料です♡)なので、恐る恐る夫(代表)に相談したのですが「いいよ!やろう!」と、まさかのあっさり快諾。
そんなこんなで、ショートケアに通う小中学生と保護者、そして勤務している看護師や音楽療法士、医師、そのご家族、様々な立場の方へ全部で5回?いや、もっと?(数字には激弱の妻です。汗)楽しく開催させて頂きました。
しつこいようですが、事前準備もその後の片付けや整理も本当にお金と労力がかかります。
でもなぜ代表が快諾してくれたのか、聞いてみたのです。「なんで時間も体力も経費もギリギリなのに体験会を開催するの?」と。
すると
「やっぱり、体感するのが1番だと思うんだよね。お金も時間も労力も、めっちゃかかるし目の前を見たら完全に赤字だけど、そうじゃなくてもっと長い目で広い視点で考えたら、大人はもちろんだけど子ども達が体感することって残ると思うから。」と。
なんか、妻感動。
普段代表は全く想いを語らない。笑
聞いても「言葉に出来ないから」と表現しないのですが、その一言で同じ方向性だったことを感じて嬉しかったのです。
私たちは(勝手に代表をとりこむ。笑)何事も〝頼まれたから〟と、自己犠牲的になるのではなくて、目の前の出来事を存分に味わうことを大事にしたいという感性と、長い目•広い視点で考えて喜びで選択することを大事にしたいと、常々考えています。
こちらの思いを受け取る、受け取らないは相手の自由だけれど、文字や映像で物事を判断するよりも、その場を体感して行くことは自分の深いところに刻まれて行きますし、それが心地よい感覚だったのなら無意識に心地よさを選択できるのではないでしょうか。(例えるなら、美味しいフルコースも良いけれど丁寧に出汁をとった味噌汁が最終的に最高みたいな感じ?‥例えが壊滅的に苦手です。なぜ例えたんだ。笑)
話が逸れそうなので中断。
ショートケアの子ども達の反応は様々。
校外学習に抵抗があり、当日になって参加を取りやめる子。最初から取り掛かり、楽しく塗る子。感触や汚れに抵抗があり近づかない子。黙々とひたすら塗る子。
10人いたら10通りの反応。
でも、それで良いというか、それが当たり前ですよね。そのまんま、自分のタイミングがあってもなくてもいい。
‥経験してくれた子ども達の中で【左官】という仕事があることを知って選択肢に取り入れてもらえたら嬉しいけれど♡笑
そんな様々な様子が繰り広げられる中でも、私が印象的だったのは、大人たちの変化でした。
帰る時に「元気になりました!」「楽しくて夢中になった!」「また来ます!」「息ができる!」などなど、みなさん肩の力が抜けてものすごくイキイキした表情でお話ししてくださるのです。
あとは「知らなかった!物の見方が変わった」「実際に体験できて色んなことを考えさせられた」という言葉もよくいただきます。
百聞は一見にしかずとは、よく言ったものですね。
だって、私自身も土壁を採用していなければ、こんなに美しい小舞が土の中にあるなんて想像もしていなかったですし、こんなに暖かくて手間がかかることも知らなかったのですから。
ついつい、日々に流されて「便利」「簡単」「安い」「効率的」を惰性で選んでしまいがちなのですが、だからこそ全てを包んで、ただ在り続けてきた自然から借りてきた材料を使用して職人の叡智が詰め込まれた伝統構法の【整う住まい】で調和することはシンプルに心地よさへとリセットできる最高のツールではないでしょうか。(なんか宣伝みたいになった笑)
ショートケアの子ども達の特性は様々で、ご家族は心労が重なることもあるのではないかと思います。そのような中でこういった会に参加して下さったことも嬉しかったですし、
体験会を通して、ご家族がリラックスすることで自然と笑顔が溢れ、イキイキとエネルギーをチャージする姿、大好きなお家の方の心や体が緩んでいることを感覚で感じとり、更にゆるむ子どもたちというリラックスの共振を体感することができ、伝統構法の素晴らしさを感じ取ることができました。
近年、学校教育にはタブレット端末が使用され、スマートフォンも復旧し、自宅にもWi-Fi設備が整っている住宅がほとんど。
目に見えないから意識しにくいですが、電磁波というものはここ数年で一気に増え、常に浴びて過ごしているのですよね。
実は眠りの質や子ども(胎児も、いや精子や卵子も!)の発達だけでなく、なんとなくな不調だったりにも関係していることが分かっています。
電気について学んだ遠い義務教育時代を思い返してみてください。電気って金属にどうですか?土、水にはどうですか??
語弊を生むくらいにめちゃくちゃ話を割愛してお伝えしてしまうのですが、土壁はそんな現代の電波環境と優しく共存できるひとつのツールにもなり得るのです。(電磁波の話、興味ある方がいたらまた書いていきたいし、スペシャルなお知らせもきっと夏前には出来るはずなのでお楽しみに♡)
さてさて話が脱線してばかりですが、
こんな風に土壁(荒壁)を塗る。という行為だけを切り取ってもたくさんの人手を要することから、昔の家づくりというものは村をあげての大行事だったのではないでしょうか。
そこで塗りながら広がる会話に豊かさが醸され、新しい気付きや繋がりも生まれ地域に活気を保ち続けたり、物事の背景を推し量るという心が育まれるのかもしれません。
いろんな人と関わるって、時に面倒に思えます。
話が合う人、居心地いい人とだけ過ごしていれば楽ですし、価値観の違いの幅って様々だからこそ、いろんな人と関わると「は!?」「え!?」「へ!?」ってなりますよね。笑
でもその「は!?」みたいな気持ちから、新しい価値観に気づいて受け入れたりお互いの心地よい場所を試行錯誤したりすることで、懐って深くなりませんか?(日々、代表と暮らしながらそう痛感しております爆)そして、結果的に自分の世界に新しい視点が増えるから豊かになります。
面倒臭いを超えることが当たり前の村社会と共感し合える仲間のコミュニティ、どちらも持てる現代で私達はどう意図して過ごそうか⭐︎
いいとこ取りして、よりよい環境を構築してゆきたいですね♡
ショートケアに通う子どもたちや保護者の方、携わる方々、たくさんの人に足を運んでいただいて私自身たくさんの気づきと楽しい時間を頂きました。
素敵な機会をありがとうございます。
そして、いつでもまた遊びに来てくださいね!
‥気付きましたか?
書きたいことが溜まりすぎて、記事がまとまらないんです。笑
読んで下さりありがとうございます!
ではまた♡急