自分らしく働くには
昨日は、以前noteでも投稿した「人生すごろく金の糸」を、大学生を相手にファシリテーションしてきました。
人生すごろくをはじめて知る方に簡単に説明しておくと、日本キャリア開発協会さんが開発した、学生が自己理解を深めるためのツールです。
すごろくなので気軽に取り組みやすいのが特徴です。
驚いたのは、学生さんたちの目の輝きよう
さて、自社でファシリテーションの経験はありましたが、社外で学生さん向けにやるのは初めての体験なので、ドキドキとワクワクでした。
学生さんがちゃんと自分のことを話してくれるのだろうか。。
そんなものは杞憂に過ぎませんでした。
はじまってみると、みんな一生懸命に自分のことを話していて、むしろ自分のことだけに終始するかと思いきや、話している人に対して相づちもできていて(超大事)、質問もして、相手にフィードバックして、、、と、お互いに十分な気づきを見つけ合う時間にすることができたようなのです。
その証拠に、多くの人は「自分らしさ」みたいなものが見つかったようで、終了後何人かに発表してもらったのですが、少し興奮気味に話している学生さんの目の輝きは今でも忘れられません。私の宝物にしようと思います。
「自分らしさ」を知っている私 vs 「自分らしさ」を知らない私
自分の経験を見つめなおし、自分のことを理解できたとき、
今している仕事、これからする仕事が満足したものになる。
そう私は思っています。
少し昔話をします。
私が10年ほど前、キャリアアドバイザーの人に話を聞いてもらったときがそうでした。
「どんな仕事がしたいのですか?」
それまで2社ほど勤めた経験がありましたが、
こんなことを誰かに聞かれたのは初めてだった気がします。
当時、30歳を目前としていましたが、恥ずかしながら会社選びは給料いくらもらえるのかぐらいしか考えたことがありませんでした。
それまでの私は、こう思っていたのです。
「働くこと=お金を稼ぐために我慢すること」
我慢するものをいっぱい抱えて仕事していたので、どんな仕事がしたいかと聞かれて、とても悩みました。
キャリアアドバイザーに当時どんな話をしたかはっきりとは覚えていませんが、そのとき人生で初めて「お金を稼ぐため」だけではなく「自分らしく働く」ことについて初めて考えた気がします。
・どんな仕事内容・職種だったら、自分が仕事に没頭できるのか?
・逆にどんな仕事内容だったら、自分に身が入らないのか?
・どんな環境だったら、自分が仕事に集中できるのか?
・逆に、どんな環境だったら自分は仕事がし辛いのか?
いろいろ話をしていき、「経営に携わること」「意見が言い合える環境であること」この2点をキャリアアドバイザーに言ったところ、勧められたのが今も13年勤めつづけている会社です。
楽しいこともしんどいこともありましたが、何より今私が私らしくいれるのは、会社を選ぶ前に、私が私らしくあるには何を大事にすべきかをしっかり考えることができたのが、今でも大きかったと思っています。
働くことに「自分らしく」を
私も学生のとき人生すごろくをやっていたら、もっと広い視野で自分らしくキャリアを選んでいたのかも、と思うと、惜しいような気持ちがちょっぴりあります。
でも、今のキャリアはそれなりに「自分らしい」ので、もったいないなとも思う私がいるのでした。
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