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就活で必須の能力とは?

本記事では、自社開発のITベンチャーのエンジニア職を目指す上で必須の能力とその鍛え方について紹介します。

知識

必須の知識には、IT基礎知識とプログラミング言語の知識があります。

必須の知識 ~IT基礎知識~

コンピュータやWebの仕組みなど、ITに関する知識は必要不可欠です。ただ、必要とされる知識が膨大であるため、知識どうしを繋げて体系的に理解しながら勉強すると良いです。また、体系的に勉強するためには、試験問題の内容が細かく区分されている情報処理技術者試験を利用するのがお勧めです。ただし、体系的な勉強方法が既に身についている場合、本や大学の授業など最適なものを選択してください。

必須の知識 ~プログラミング言語に関する知識~

プログラミング言語に関する知識を覚えて使いこなすためには、自分で手を動かすことが重要です。また、プログラミング言語の学び方としては、「Progateのような入門のサービスの利用→初心者用かつ体系的な本の利用→作りたい簡易なサービスの作成や競技プログラミングなどでの実践的な利用」という順番をお勧めします。

そして、言語としてPythonとC++を学ぶことをお勧めします。Pythonは処理を直感的に書けるという点で初心者向きの言語であり、C++はコンピュータの動作との対応がわかりやすくオブジェクト指向のような現代的な概念も含むからです。また、PythonとC++を学ぶことで多くの言語の学習が容易になるため、将来への投資となる点も魅力的だと思います。

選考の秘訣

メルカリやLINEなどのメガベンチャーを含む一部の企業は特に人気度が高いため、本節の知識は当然有しているものとして選考が進みます。そのため、就活の以前から体系的に学んでない場合は難しいと思います。また、その他の企業にはやる気やポテンシャルを含めて評価する所も多いため、知識を身に付けるための努力をしていれば問題ないと思います。

技術

必須の技術には、コーディング技術とその他の技術があります。

必須の技術 ~コーディング技術~

プログラミング言語の知識に加えてコーディング技術も必要とします。知識を有している状態でわかりやすく簡潔で高速に動作するコードを書けるのがコーディング技術です。コーディング技術に関しての本もいくつか出版されていますが、他の人のコードも参考にしつつ多くのコーディング経験を積むことが近道だと思います。

必須技術 ~その他の技術~

エンジニア職として働く場合、コーディング技術以外にも技術が必須となります。Web系のフロントエンジニアであればReactなどのJavaScriptのライブラリを利用し、多くのエンジニアはGitコマンドやUNIXコマンドなどのコマンドを利用します。これらについては、情報感度を高めて気になったものにとりあえず取り組むという姿勢を持っておくことが重要だと思います。

選考の秘訣

選考の秘訣は「知識」と同様です。ただし、コーディングテストによってコーディング技術を測定されたりESにおいて使用可能な技術を記入したりするので、ほとんどの企業では一定以上の技術を要求されます。

論理的思考力

論理的思考力とは、物事を体系的に整理し、矛盾のないように筋道を立てて思考する能力のことです。また、論理的思考力は速さと深さの二つの能力に分けることができます。

必須の論理的思考力 ~速さ~

速さとは、物事を体系的に整理して矛盾のないように筋道を立てる素早さを指します。また、制限時間内に決められた問題を解く試験によって能力を定量化できます。したがって、アルゴリズム系の競技プログラミングや短期間のハッカソンなどで経験を積むのが鍛えるには効果的です。ただ、大学の課題を解く際に制限時間を定めるなどの日常の工夫も効果的だと思います。

必須の論理的思考力 ~深さ~

深さとは、抽象化などを用いて物事を体系的に整理する総合的な能力を指します。また、定量化するのが難しい能力ですが、表現をする際に顕在化するという特徴を持ちます。したがって、noteやQiitaなどのブログサービスを利用し、構造的な意識を持って表現する営みを繰り返すことが鍛えるには効果的です。ただ、日常生活で社会問題等にもアンテナを張り、常に高い次元で思考することも効果的だと思います。

選考の秘訣

上記の二つの能力のうち、Webテストや面接の会話により「速さ」を、面接の会話を通じて「深さ」を評価されていると思います。企業により要求レベルは異なりますが、論理的思考力は一朝一夕では身につかないので、早い段階から鍛えておくことをお勧めします。

コミュニケーション能力

必須のコミュニケーション能力には、論理的表現力と視覚・聴覚表現力の二つがあります。

必須のコミュニケーション能力 ~論理的表現力~ 

論理的表現力とは、論理的思考力により構築された論理を的確かつ明快に表現する能力を指します。また、論理的思考力の「深さ」を鍛える方法と同様、noteやQiitaなどのブログサービスを利用し、構造的な意識を持って表現する営みを繰り返すことが鍛えるには効果的です。ただ、働く際には論理的表現力をコミュニケーションでも利用する必要があるため、友人と何かを議論するなどの音声による論理的表現も励行すると良いと思います。

必須のコミュニケーション能力 ~視覚・聴覚表現力~ 

視覚・聴覚表現力とは、視覚的及び聴覚的な情報を用いて相手に好感を与える能力を指します。巷でコミュ力と呼ばれるものはこちらを指します。他者の存在によって必要となる能力なので、自学することは難しいです。したがって、多くの人と対面で会話をすることが鍛えるには効果的です。

選考の秘訣

就活は就活生と企業のマッチングという側面を持つため、いずれの企業でもコミュニケーション能力を必要とします。また、論理的思考力と同様の理由で、早い段階から鍛えておくことをお勧めします。

結論

本記事では、自身で選定した能力とその鍛え方を紹介しました。ただし、本記事に載せた以外にも必要な能力はあります。最も重要なのは、早めの段階から準備をしておくことです。就活はその後の人生に大きな影響を与える分岐点でもあるので、十分な準備をしてから取り組んでください。自分は大学卒業後の4月に就活を始めて苦労したので、本記事を読んだ方がそのような苦労をしないことを祈っています。

参考

https://codezine.jp/article/detail/14162

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Daiki Suyama
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