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農業委員会会長研修集会@箕面市農業公社編


箕面市農業の3つのスゴポイント

1:遊休農地がゼロ

箕面市では、R4年度に全ての農地が効率的に活用されていました。これは驚くべき成果で、多くの地域が抱える耕作放棄地の問題を完全に解決しています。農地の有効活用は、多面的に見て地域の景観保全、食料自給率の向上、そして農業の持続可能性に大きく貢献されると思いました。

2:農業委員と学校給食が連携

学校給食が効果的に連携していました。私も以前、学校給食に野菜を提供した経験がありますが、供給可能な品目の選定やレシピ開発など、双方の負担を最小限に抑え、効率的に供給することは困難で、その調整のための話し合いはとても大変でした。
しかし、農業委員会や自治体が仲介役として加わることで、これらの協議がより円滑に進み、今後は結果以上に地場野菜の使用率が向上する可能性があると感じました。

3:地元野菜の使用率30%

箕面市の学校給食では、使用される野菜の30%が地元産だそうです。この高い地産地消率は、子どもたちに新鮮で栄養価の高い食事を提供するだけでなく、地元農家の支援にもつながると思います。さらに、食育の観点からも、子どもたちが地元の食材や農業について学ぶ貴重な機会になるな、っと感じました。それは保護者にも良い機会だと思います。


箕面市「農業公社」について

箕面市「農業公社」について
箕面市農業公社は、地域の農業を支援し、農地の保全や地産地消を推進するために設立された一般社団法人です。2013年4月に行政組織としてスタートし、2014年2月には法人格を取得しました。この公社の設立背景には、農業従事者の高齢化や耕作放棄地の増加があり、これらの問題に対処するために「貴重な農地」を良好な状態で守ることが求められました13

主な活動内容

農地の保全と再生

高齢化や後継者不足により耕作されていない農地を借り受けて管理し、耕作可能な状態に戻すことを目指しています。具体的には、農地を借り受けて野菜や米などを栽培し、地域の学校給食に提供することで、地産地消を促進しています131114

学校給食への地産食材の活用

市内の小中学校で使用される給食に箕面産の食材を積極的に取り入れています。これにより、地域の農家から直接仕入れた新鮮な野菜が子どもたちに提供される仕組みが整っています。現在、市内には約45戸の農家がこのプログラムに参加しており、学校給食で使用される野菜の地産地消率も高まっています1231112

新規就農者育成支援

新たに農業を始めたい若者への支援も行っています。具体的には、農業体験プログラムを通じて実践的な技術や知識を学ぶ機会を提供し、将来的には独立した農業経営者として成長できるようサポートしています131213

地域との連携

地域住民や他の団体と連携しながら活動しています。例えば、地域の学校と協力して食育活動を行い、子どもたちが農業や食について学ぶ機会を提供しています。また、公社が管理する畑では、地域住民が参加できる農業体験イベントも開催されています131214

これらの活動を通じて、箕面市農業公社は地域の農業振興と持続可能な社会づくりに貢献しています。特に、地元産品を学校給食で使用することは、地域経済の活性化にも寄与しており、子どもたちにとっても新鮮で健康的な食事が提供されることになります。今後も公社は、このような取り組みをさらに拡大していくそうです。131113

箕面市わがマチ・わがムラデータ

https://www.machimura.maff.go.jp/machi/contents/27/220/details.html

利島に応用できること・・・

視察を終えて、遊休農地をゼロにすることは難しいものの、
農業委員会が地元野菜を学校給食に使ってもらえる機会作りに取り組めそうだと感じました。これによって、単なる地産地消にとどまらず、生産者と児童がつながることで新たな効果も期待できそうだなと思いました。    


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