迷惑をかけるところからはじまる仕事。
本当は毎日何か書きたいのに睡眠の誘惑には特に弱いDAIJUMANデス。
やはりこの2-3時あたりの深夜時間帯がボクにとって何か書くには良い時間のようです。変な時間に寝てしまったせいで元気いっぱいだった0歳娘もやっと寝室で静かになりました。
さて、本日も建設業のお話を書きます。
「迷惑をかけるところからはじまる仕事。」
建設業ってどんな仕事だろう。と日頃の仕事を振り返っていたある日、この言葉が浮かびました。確かあれは、求人サイトの記事の原稿を悩んでいたときだったと思います。
建設業をやっているとちょこちょこ近隣住民の方々からお叱りを受けることがあるんです。例えば、
「うるさい」
「洗濯物が汚れる」
「揺れる」
「道路が通れないと困る」
「俺の道路に何しやがんだ!!!」(いやいや公道ですwww)
などなど。たまに最後のようなついつい突っ込みたくなるようなお叱りもあるのですが、現場の監督からもこのクレーム対応が結構堪える、、という話をよくもらいます。
なぜ、建設業の仕事はクレームが発生するんでしょうか。
確かに騒音、振動、砂塵など原因はわかっているのですが、他に何かクレームにつながりやすい要素はないでしょうか?
・・・・
で、考えた末のボクの答えがこちらです。
「迷惑をかけるところからはじまる仕事だから。」
実は他の職業を探してもあまりない特徴じゃないでしょうか。
何らかのミスやトラブルでお客様にご迷惑をおかけするといったケースは他の仕事でもありますが、建設業という仕事は請け負った仕事を普通にこなしているだけなのに完成に到るまでご迷惑をおかけし続けてしまう仕事だと思ったんです。
・重機や工具の騒音や振動
・砂塵(砂埃)
・車両通行止めといった道路規制
さらに完成する構造物によってこれまで慣れ親しんだ生活に変化が加わるといった精神的なストレスを与えることもあると思います。
迷惑をかけるところからはじまる仕事だし、
音や騒音は仕事上どうしても出てしまうし、
しょうがないよね。
ということを言いたいわけではありません。
そういう仕事だということを再認識して何か他にできることがあるんじゃないか、と考えていきたい。そこを考えられる会社でありたいなと思っています。
音や騒音や砂塵が少しでも出ないようにするような対策や
道路規制が1日でも短縮できるような工程組みは
これまで通り当然やるとして、
迷惑をかける近隣住民の方々に寄り添うための方法が他にもきっとあると思っていて、そこがうちの会社の差別化ポイントの一つになるはずです。
そんなことを考えつつ、ボクがまず始めてみているものに以下のようなものがあります。
・[SNS]道路規制情報の発信
・[SNS]道路規制箇所周辺のイベント開催情報の発信(混雑フラグ)
・[SNS]渋滞状況と時間帯の発信
・[SNS]メッセ、DMを活用した近隣住民からの問い合わせ対応
・工事周辺状況をGoogleMapで可視化
・これまでとの変更点に焦点を合わせた道路完成予想図の作成
まずは工事についてちゃんと知ってもらうこと。
そしてなるべくリアルタイムの状況をお伝えすること。
が大事になってくると思っています。
そしてこれからはもっと若い方の目につくような方法をとることも重要だと思っています。ネット、SNSといったオンラインと現場周辺のオフラインとをうまく組み合わせた対策が組めると最高なので現在検討しているところです。
いきなり全工事に対して開始することは難しいですが、いくつか事例をつくりノウハウをためていくところからはじめてみようかと思っています。
こんなのはどう?
こんな情報があると住民として嬉しいな。
といったご意見ございましたらコメント頂ければ嬉しいです。
ボクの羅針盤
「建設業は迷惑からはじまる仕事」だということをしっかり認識して、迷惑をかけてしまう近隣住民にしっかり寄り添う会社にしていく。
若い方の目につくような方法(SNSなど)を有効活用したオンライン対策とこれまでのオフライン対策とをうまく組み合わせた方法を試行し、ノウハウを蓄積する。
近隣住民(=建設業の本当のお客様)に寄り添いまくることで、最終的に「共栄建設なら協力するよ」「共栄建設にやってもらいたい」というところまで発展すれば最高。
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