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生活信条 18

藤林邦夫の3分メッセージ(『生きる楽しみ』1991年版、pp.25-26。)

人が一生の間に、どれだけのことができるかは、1つにどれだけ時間を有効に使ったかによって、決まります。

フロイドという精神分析の大家は、「あなたの生活信条は?」と聞かれた時に、「愛することと、働くこと」と答えました。

彼は日曜日と夏休みを除いて、朝8時から晩の9時まで、多い時は10人から12人、つまり、10時間から12時間、患者の話に耳を傾け、その後、晩の9時から夜中の1時、2時まで、執筆に時を費やしました。

これを30代から83歳で没するまで、50余年間、変わることなく続けたのです。その結果、膨大な論文、著作、手紙などが残されています。

彼について、私は特に知っているわけではありませんが、その生活信条、「愛することと、働くこと」というのは、立派なことだと思います。

私の尊敬する島本キリスト福音教会の上田昌司牧師も、医院を開き、多くの患者を診察し、また往診し、毎日を医師として、よくその職責を果たし、その上で、牧会と伝道に励んでおられます。

(上田医院 内科・消化器内科)

週に2回も3回も説教し、テレフォン・メッセージを毎日、そして、信仰の著述をなして、人の2倍も3倍も充実した生き方をしておられます。

めっきり白髪も増えてこられましたが、いつも温顔で、ゆったりとした態度で、人々に接しておられます。
(※ちなみに、お子さまも多くて7名を育て上げられました:藤林イザヤ注)

ここにも、「愛することと、働くこと」を生活信条としている方がいるのです。

思うに、これこそ、聖書的な生き方ではありませんか?

主イエスも

「私の父は今に至るまで働いておられる。ゆえに私もまた働くのである」

(日本聖書協会口語訳聖書 ヨハネ伝5.17)

と人々を愛し、これに仕えて、働き続けて生涯を終えられました。

あなたの生活信条はいかがでしょうか?

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<著者紹介>
藤林邦夫 1935年(昭和10年)生まれ。日本純信聖書学院自主退学、京都福音教会で、35年牧師として従事。ホザナ園園長も務めた。1992年2月26日、56歳で召天。この一連のエッセイは、亡くなる直前に、4年間にわたり、3分間テレフォン・メッセージとして書き溜めたもの。


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izaya Fuhibayashi
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