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あぁ、だから一人はいやなんだ。/いとうあさこ
著者のいとうあさこさんが好きなことやタイトルに惹かれて購入。
この本はいとうあさこさんのエッセイである。
結論としては、いとうあさこさんが好きなら読む価値はあるが、タイトルに引かれる方には読むのはオススメしない。
いとうあさこさんはこの時点で40代独身だが(このエッセイは2014~2016年に連載していたのをまとめたもの)
仕事は順調であり
大久保佳代子さんとは想像以上に仲が良く(家族ぐるみで旅行に行く仲)
結婚願望や恋愛願望は今はない様子がうかがえる。
テレビの印象と本の印象にズレがなく、明るく感情表現に素直な印象がある。
読んでいると、いとうあさこさんが話しかけているような錯覚に陥る。
口語文なので、最初は微かな違和感があったが、読み進める内に段々慣れていった。
例え結婚できなくても
仕事があって
大好きな趣味(お酒)があって
親友がいて
遊び歩く芸人仲間がいて(本書には何人かの芸人とのエピソードが出てくる)
とても充実しているように感じる。
私はいとうあさこさんのように年を取りたい。
このエッセイを読んで
このまま結婚できなくても
仕事や人に恵まれたら幸せな人生のように感じた。