道の駅ましこのコスモス畑(栃木県益子町)
茂木町の城山公園に彼岸花を見に行く途中、「花畑はこちら」のような看板を何回か見つけ、調べてみた。
どうやら道の駅ましこ付近でコスモスが見頃らしい。
タイムリーなことに、出掛けた日の下野新聞に取り上げられていた。
茂木町と益子町は隣だし、帰り道についでにコスモスを見に行こうと思った。
例年秋は彼岸花を見にあちこちに行くが
コスモスはあえて見に行くことはあまりない。
数年前にわんぱく公園のコスモス畑を見に行ったことはあるが、リピーターにはならなかった。
どうやら秋の花なら
私はコスモスより彼岸花の方が惹かれるらしい。
城山公園の後に道の駅もてぎに寄り、出発しようとした時にポツリポツリと雨が降り出した。
道の駅もてぎから道の駅ましこは約20kmなのだが
道中は小雨だったり、降ったり止んだりを繰り返した。
道の駅ましこから北に2km進んだ場所にコスモス畑があるらしい。
多分夏にひまわり畑があったところだろうなぁと思ったが、やはりその辺りだった。
駐車場に向かう途中、一面ピンク色が広がる景色が見える。かなり広い。
道の脇にも車が縦列駐車で停まっていたが、係の人に案内されて駐車場に着く。
雨なこともあり、車は余裕で停められたが、それでも雨の中、かなりの人が集まっていた。
ひまわり祭りの時と同じように、希望者はコスモスをもらえる。
片手にコスモスを持った人の姿がたくさん見られた。
車から降りた時は傘をささなくてもいいくらいの小雨で、周りの方も傘をささずに頑張っていたが
車から降りて5分もしない内に雨はしっかり降ってきて、慌てて折りたたみ傘を広げた。
傘をさせばコスモスを楽しめそうな程度の雨だったので、私はのしのし進んだ。
コスモス畑はピンク色、白、濃いピンク色の三色のコスモスをメインに咲いていた。
時折黄色のコスモスも咲いていた。
何万本あるだろうか。
ひたすらに、ひたすらに、ひたすらに、ピンク色の絨毯のようなコスモス畑が広がる。
雨露に濡れたコスモスはかわいくもあり、艶っぽくもある。
これはこれでエモい。
大人になると雨の中を歩く機会はグッと減る。
車社会の田舎なら尚更だ。
雨の中、ひたすらにコスモス畑を歩く非日常感に私はテンションが上がってきた。
ひまわり祭りの時と同じように、インスタ映えを意識した木のブランコや額縁、ピンク色のドアが設置されていたが
雨ということもあり、撮影列はなかった。
また、雨のせいでピンク色のドア付近は足場が悪かった。
油断したらズルッと滑る。
おそらく、天気のいい休日ならば賑わっていたのだろう。
端から端までざっくりコスモス畑を楽しんだ後
いよいよ雨が本降りになり、私は逃げるように車に乗り込んだ。
周りも同じような感じだった。
道の駅ましこに寄り道した時もどしゃ降りだった為
走って入口に入った。
もはやカサをちんたら広げている場合ではない。
道の駅ましこで食べたいものは特に見当たらず、どしゃ降りの中どこかに寄る気力もなく
私は道の駅ましこをざっくり見た後帰宅することにした。
帰り道もどしゃ降りだったが、自宅に近づくと小雨になった。
一日雨予報だったことを考えれば、城山公園で彼岸花が楽しめたし、平地のコスモス畑を見終わったくらいで本降りだったり、ほとんど道中でどしゃ降りだったのは恵まれていただろう。
一日に彼岸花もコスモスも楽しめて最高な休日だった。
行きたい場所ややりたいことは溢れている。これからも色々な場所で楽しんで過ごしたいな。