二週間以上不正出血が止まらないので病院に行ってみた②
医師「腫瘍とかがないか念の為診ておこうか?」
そう言われ、私は内診室でズボン類を脱いだ。
タイツも履いているのでなかなかに脱ぐのが大変だ。
考えてみれば、産婦人科系はロンスカのが脱ぎやすく、見せやすい。
冬場ズボンで産婦人科に来るものじゃないが、まぁ仕事前に寄ったので仕方ない。
足を広げて待っていると、器具が内部に入ってきた。
違和感はあるが、不快感はなく、私は内心驚いた。
というのも
ここ最近、子宮癌検診で痛い思いをしてばかりだったからだ。
初めての産婦人科がこの病院だった為
内診の基準はここだった。
友達は産婦人科内診が痛いと言っていたが
私はそうでもなく、痛みに強いのだと勘違いしていた。
だが、子宮癌検診で様々な他の医師に診てもらった際
毎回痛かった。
おかしいな。
最近ご無沙汰だからかな。年だからかな。
そのたびにそんな見当違いなことを思っていたが
なんてことはない、先生が特別上手いだけだったのだろう。
医師「右側のモニター見えるかい?きれいな子宮だよ。異常なし。」
先生の声がカーテンの奥の私の股下から聞こえる。
モニターを見ても自分の子宮がきれいかどうかなんて分からないけれど
自分の大切な体をきれいだと言われたのは嬉しかった。
先生は丁寧に診てくれて
ポリープも子宮癌も子宮筋腫も見当たなくて
今のところは不正出血だけど
近々生理が来る状態にあることを教えてくれた。
何も異常がないことや今の血が不正出血だと分かっただけでホッとした。
私の股を診ながら股下でフランクに話す先生と、股を診られながらカーテン越しにフランクに話す私の関係はなんだか面白かった。
股を見たり、見られたりしながら話すなんて
彼氏か旦那か医師としかしないだろうし
あまりにフランクに話しすぎて、緊迫感がなかった。
二週間以上股から血が出ている異常事態なのに。
産婦人科と精神科は敷居が高い。
自分の股や内部や心を診てもらうなら、信頼できる人がいい。
痛くしない人がいい。
そう改めて感じた。
先生の話では、生理が終わってもまだ不正出血が数日続くようならまた通院するように言われた。
その場合は一旦服薬はストップ。
出血が数日以内に止まるようなら、今あるピルを飲みきったくらいの時期に再通院し、薬の種類が変更になると言われた。
結局原因は分からずじまいだったが
次にやるべきことが分かってホッとした。
病院が思ったより時間がかかってしまった為
職場に着いたのは予定時間3分前というギリギリになってしまった。
私は女性同僚や前施設長に体調不良を心配されたため、今回の件を詳しく伝えた。
産婦人科系のことはやはり男性の新施設長やリーダーには言いにくい。
新施設長やリーダーは結婚もしているし、産婦人科系の話題でもたじろぎはしないかもしれないが
聞かれない以上はこちらから詳細は言いにくいのだ。
同僚や前施設長からは半年出血が止まらなかった人や子宮筋腫が複数できた人がいたことを聞いたりした。
やはりこういう話題は女性だと強い。
「不正出血が二週間以上続くのは通院した方がいい。とりあえずは何もなかったならよかった。無理はしないでね。」
そんな風に言ってもらえた。
ちなみに通院後も相変わらず出血は止まらず
状態だけ見ると生理か不正出血か区別は難しい。
余談だが、ピルの服薬開始をした頃の記事を読み返したが、ジェネリック云々については触れてないから私が伝え損ねたか医師が確認し忘れたかは謎である↓
生理痛が酷いから噂のピルを試してみた|真咲ともか #note https://note.com/daiji2/n/nb596f585b0f9