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読む人の心を動かす多角視点レトリック


心を動かすには多角視点レトリックが必要不可欠

・同じ景色を見ても感じ方は違う

前回の記事で、10代の方の心を動かす言葉と

70代の方の心を動かす言葉は違う、と書きました。

その理由は、年代によって見えてるものが違うからなんですね。

青い空一つとっても、10代の方はそこに世界の広さを想い、

未だ見たことのない大地を想像し、未来を想像して心を躍らせているかもしれません。

70代の方は青い空を見て、かつての青春時代を思い出したり、

亡くなった家族や友に思いを馳せてるかもしれません。

まったく同じ青い空を見ていてもこれだけ感じる事が違うことからも、

あなたが伝えたい相手が10代なのか、70代なのかによって

言葉の伝え方や文章の書き方を変えなければいけないことはよくわかると思います。

・年代別多角視点訓練法

年代によって伝え方を変える書き方を変えるなんて難しすぎる

という人の為にお勧めの訓練法、というと大げさな簡単な方法があります。

その年代の生きてきた歴史を知ることです。

戦時中を生きた人はやはり戦争の記憶が色濃く残っているはずです。

戦後を生きた人には高度経済成長の日本が日本の姿でしょう。

戦争を知らない私ら40代はバブル崩壊後の低迷した日本の姿が刻まれています。

10代、20代の人はそんな元気のない大人の姿や時代背景を見て冷めた諦め思考にあります。

ざっと書いただけでもまるで思考が違うことに気づかされます。

同じような言葉や文章で心が動いたり動かなかったりするのは当然ですよね。

・読む人は自分とは違う

でも人は書いてる内に伝えたい想いが溢れすぎて、

自分本位の言葉で伝えたり、自分本位の文章を書いてしまいます。

だから、常に心に留めておきたい言葉は、

「読む人は自分とは違う」という当たり前のことです。

noteでも考えに考えてこれだけ力を込めて書いた記事なら

きっとたくさんの人が読んでくれる

そう確信して書いた記事ほど、閲覧数やスキの数が少なかったり、

思ったようにフォロワー数が増えなかったりするでしょう。

逆になんとなく自然体で自分の想いを曝け出した日記風の文章を書いたら、

驚くほど多くの人の元に届き、たくさんのコメントを頂けたりします。

なぜか?

読む人は自分とは違うからです。

自分が好きな記事でも他人が好きだとは限りません。

どれほど読みたい記事でも他人は読みたいとは思わないこともよくあります。

・ペルソナの設定

誰もが好きな興味のある記事を書くなんて神にもできやしない。

だから、誰に届けたいのか?について徹底的に考えることです。

徹底的に、ですよ。

中途半端に想定するぐらいなら何も考えずに想いをただ書いたほうがまだマシです。

徹底的というのは、年代、性別、育った環境、今どんな仕事をして、

どんな趣味嗜好をしていて、どんな思考をしていて、どんな悩みを抱えていて、

どんな未来を想像しているのか、こうしたことを徹底的に想像するんです。

もはや小説の登場人物を設定できるぐらいの徹底した具体性にこだわってみてください。

こういうのペルソナというんですけど、言葉自体はどうでもいいです。

ペルソナがあるかないかで記事の内容はまるで違ってきます。

この記事は誰に向けて書いてるかがハッキリと見える文章は、

その記事に興味が無くても読んでいて読みごたえを感じます。

ラーメンと焼肉とおでんが上手い店

豚命、豚骨ラーメン専門店

どちらのお店で食べてみたいと思いますか?

代筆屋ナカジ

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■執筆者ナカジのプロフィール

中島泰成
 1980年生まれ、京都府出身。2児の父。仕事もお金もなく、数千円しかないどん底の30手前の頃、地元の本屋で辻仁成氏の小説『代筆屋』に心を動かされ人生が変わり出す。当時のほぼ全財産をはたいて1300円の小説を買い代筆屋を始める。半年後に初めての依頼が入り代筆屋として書き続ける決意をした。心を動かす文章とは何かを追い求め10年以上書き続けた結果、テレビ、新聞、雑誌でプロの代筆屋として紹介され文章術の本を出版し心を動かす代筆屋作家となった。 
 「復縁」「謝罪」「お礼」「遺言書」「キャッチコピー」「セールスレター」「プロフィール」「WEBコピー」など、心を動かす魔法の文章を求める依頼者からあらゆる依頼が殺到している。また心を動かす文章術と人生を変えるコーチングを融合させた日本で唯一の文章コーチングを提供するコーチ、プロの代筆屋を養成する心を動かす代筆屋養成講座の講師としても老若男女問わず人気を集めている。
 著書に『プロの代筆屋による心を動かす魔法の文章術』

『代筆屋の手紙ー実際の案件を元にした代筆屋の小説ー』『プロの代筆屋が暴露する心を動かす手紙やメールの書き方』『「別れてほしい」と言われたら・・・。』累計出版数100冊超。
 
■マスコミ掲載出演実績>
2012年 京都新聞掲載、関西ビジネスサテライト掲載 
2013年 関西テレビ「よ~いドン!人間国宝さん」出演、朝日新聞掲載
2014年 読売テレビ「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」出演
2014年 代筆屋映画「her」タイアップによる産経ニュースwest、毎日新聞掲載
2015年 kindleベストセラー!『プロの代筆屋による心を動かす魔法の文章術』マイナビウーマン連載開始『恋を叶えるLINE&メール術』
2016年 AERA「伝える達人たちの書く技術」
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日経ビジネスアソシエ “無難な文章” から卒業!「心を動かす文章」テクニック
プレジデントウーマン 手紙&メール「一目置かれる」文章の書き方
LEE 入門グッとくる「年賀状のひと言」塾
2017年 代筆屋の手紙 プロの代筆屋による完全書下ろし小説出版
2022年 NHKニュースほっと関西出演 愛妻の日に感謝の手紙をプロの代筆屋が校正


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