Vol.70 ~傘寿を迎えた父への私流のもてなし方~
こんばんわ、ついに70話まで綴り続けるとこができたシゴトスキーです。
今日は無事に傘寿(80歳)を迎えた父とのエピソードと、長寿祝いの会について話をさせてください。
私は東京都内出生ですが、私の両親は北海道出身。それぞれ小樽と夕張出身で上京して私を生みました。
父は転勤族だったため8回もの引っ越しを繰り返し、私はいわゆる「転校生」という言葉を何度も言われてきました。なので、私に幼馴染はいないのです。転校時にいじめられそうになったときもありました。
何度も引っ越すことに疑問を持ち、父を恨んだりもしました。
しかし、新たな環境の中で周囲に適応していかなければならない転校生となったが故に、いつの間にか身についてしまったものがありました。
全く人見知りをしない
です。
おそらく、私が20年在籍した会社での営業職時代、それなりに営業力があったのも、おそらくこの影響が大きいと思っています。
ただ自身の就職活動の際は、引っ越すほどの転勤がない会社に絞っていましたよ(笑)子供たちに同じ思いをさせたいないですから。
また幼少期に始めた剣道は引っ越ししても続け、2度ほど市民選手権で個人優勝したこともあります。
ところが、私は高校1年生の時に不運にも自然気胸という肺に穴が開く病気になり、2年生の時にはほぼ同時期に両足骨折という災難に遭いました。ここは話すと長いので省略します。
高校時代は、ほぼ剣道ができなかったのです。
剣道しか取り柄がなかった私は、他に何もできませんでした。
やさぐれました。いじけました。
たぶん人生初めての挫折だったと思います。
そんな自分を見て父が発した言葉が、今でも一番心に響いています。
身体が使えなくても頭は使えるだろ!!
と。
2年生の夏休みを利用して海外へ短期留学に行かせてくれたのです。
場所はイギリスのオックスフォード。
初の海外でした。
よくあるホームステイではなく、各国から英語を学ぶために集まった学生たちが、寮に二人一部屋で生活するというタイプでした。
この短期留学が、私の人生観を大いに変えてくれました。
考え方がグローバルになったのも、洋楽が好きになり、バンド活動を始めたのも、英語が好きになったのも、多趣味になったのも、この経験が大いに影響しています。
この2つの事は、いまや私の地盤となり、一生忘れられないことです。
そして今回私が眼瞼痙攣で闘病中も、定期的にお米など食料品一部の差し入れをし続けていただき、息子の為に世話を焼いてくれました。
色々な意味で、父には感謝です。
そんな父は8人兄弟の6人目。
しかし父が6歳の時に祖父が49歳で急逝したそうで、大変苦労したのは想像に難しくありません。父も49歳を迎えるときは、「そろそろ死ぬのかな」と思っていたそうですが、この度無事に傘寿を迎えることになりました。
というわけで・・・・・・、
両親を我が家に招いて、傘寿のお祝いです!!
私がまだ働くことができないので家計が苦しい昨今ですが、ここでnoteの有料記事をご購入いただいた売上で、プレゼントやもてなし等を用意させていただきました。
この場をお借りして、有料記事をご購入いただきました皆様、本当にありがとうございました!
食事は寿司が食べたいとのことなので出前で頼みましたが、私からも一風変わった手作り料理を感謝の気持ちを込めて作ります。
正解は・・・・・
ネットで米粉チーズケーキのレシピが載っていたのですが、少し余っている明日葉パウダーも混ぜたら抹茶ケーキみたいになるだろうという賭けで作りました。
※明日葉とは?
あしたば(明日葉)とは、世界に誇れる日本原産のセリ科の多年草で、「今日摘んでも明日には新しい芽が出る」といわれるほど成長が早く、生命力の強い植物です。私の大好きな伊豆諸島の名産品の一つです。
セリ科には薬用植物が多くみられますが、あしたば(明日葉)もその一つで、江戸時代には天然痘予防に用いられました。もっと古くには「不老長寿の妙草」として、秦の始皇帝や漢の武帝が日本までこの妙草を求めて家来を遣わしたという伝説があります。
Vol.36、38で登場してくる、八丈島移住の麻雀プロ「ちーぼー」こと松岡千晶さんから購入した一品。最後まで大活躍♬
しっとりして、米粉のおかげでグルテンフリーなのも良いですね(*'▽')
明日葉とチーズの風味がそれぞれの味を邪魔し合っていないのは、新発見でした!組み合わせ大正解♪
そして、地元で贔屓にしている酒屋さんで購入した日本酒!
お店の人がサービスで手書きメッセージを書いてくださいました、ありがとうございました!!
そして、プレゼント。
本人からあらかじめ希望を聞き、これがほしいとのこと。
息子が父の長寿祝いを手作りケーキでもてなすというのは、かなり珍しいかと思いますが、結果的にとても喜んでいただきました(^_-)-☆
めでたし、めでたし。
今回もお読みいただき、ありがとうございました!
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