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田舎でカフェは成り立つのか?

2005年、宮城岩手県境の一関市藤沢町でカフェレストランを
始めた頃には殆ど近隣にカフェはありませんでした。

15年が経ち、ちらほらと若い世代のUターン組がそれぞれの地で
カフェを開業する人が増えて来ました。

田舎でカフェは儲かるのか?
そもそも自立して食べていけるのか?

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僕たちが以前、借りていた店舗は20坪くらいある一軒家で敷地は800坪。
車は20台くらい駐車出来て、舗装されていない部分は
プライベートキャンプ場として焚き火をしたり使っていました。

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震災後自宅を流されてからは地主さんに了解を得て
小さい仮設の自宅を建てさせてもらい、今の南三陸の自宅を
再建するまで住んでいました。


今カフェを開業したいと思う人は売り上げで言えば繁華街で
始めた方がいいです。

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藤沢町の旧店舗は国道の路面店でしたが何もない田んぼの中、
風光明媚の里山のカフェと言えば聞こえがいいですが
暇なときは恨めしく国道を通り過ぎる車を眺めていました。

ちなみにこの国道沿いの店舗は敷地含め家賃65000円。
都会の人は安いと言い。田舎の人は高いと言いました。


田舎でカフェを始める人は自宅の離れや納屋を改装したりすると
手間はかかりますが家賃はかかりませんし、夫婦や少数のスタッフで
始めれば固定費10万くらいで済む場合もあります。

客単価1人1000円くらいだと20人来店すると2万円。
もっと多く来店する場合もありますが、田舎だと2〜3人という日もあります。

月商50〜60万。


うちは正社員1人とアルバイトのスタッフさん3人いるので
最低月商100万以上欲しいです。


夫婦でカフェを経営してもだんだん先の収入が予測できて
見切りを付けて廃業するお店もあります。

自分がまた新たに飲食店をやると考えたら繁華街で
テイクアウトと併用したタイ料理の飲み屋をやると思います。

お酒は単価も良いので売れれば助かりますが
カフェはコーヒー1杯で滞在時間2時間など効率が悪いです。
もちろん自分もカフェが好きで始めたお店なのでカフェが大好きですが
子供達を育てる事を考えると軽食とコーヒーだけでは食べていけません。

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でも!

気の合うカフェオーナーさん達とたまに飲みますが
みんな自営業最高!!
と言います。
僕も最高だと思います。


自分達の世界観に共感して、来店して気持ち良く過ごしてもらえたら、
美味しいって言われたら、その一言で報われます。


カフェを始めるなら絶対これだけは負けないという一品が有ると良いです。
ぼやーっとした何処にでも有るメニューだと今のご時世選んでもらえません。


コロナで集客の難しい時代ですが、オーナーの人柄だったり
立地、人気メニュー、居心地の良さなどカフェは心のオアシスだと思います。


是非お気に入りのカフェを見つけたら潰れないように
こまめに足を運んでくださいね。



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