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日本酒イベントレポート:SAKE MEETING 2024 -春-

SAKE MEETING 2024 -春-に参加してきました。
今回はその様子をレポートします。

■イベント概要

<開催概要>
【開催日時】
2024年4月13日(土)AM11:00~PM3:30(最終受付PM3:15) 
※途中入退場可
【場  所】
アトレ取手 4階「たいけん美じゅつ場 VIVA」
【ご参加の流れ】
①事前予約等はございませんので、当日会場へお越しください。
②4階会場の受付にて入場券のおちょこ(¥500)と、引き換えコイン(1枚100円)を購入します。
③お好きな日本酒を引換コインと交換し、心ゆくまで楽しみましょう。
※日本酒は引換コインとの交換のみとなります。
【当日について】
・会場への食べ物の持ち込みが可能です。
・入場後も会場への入退場が可能です。
※注意事項※
・20歳未満の方はご参加いただけません。
・お車を運転をされる可能性のある方は絶対にお酒は飲まないでください。
・当日の状況により入場を制限させていただく場合がございますのであらかじめご了承ください。
以上、注意事項をご了承頂いた上でのご参加をお願い致します。
★SAKE MEETING2024ー春ー 出品蔵元一覧★
●「松盛/岡部」岡部㈴(常陸太田市)
●「稲里」:磯倉酒造(有)(笠間市)
●「百歳」:吉久保酒造(株)(水戸市)
●「愛友」:愛友酒造(株)(潮来市)
●「渡舟/太平海」:府中誉(株)(石岡市)
●「武勇」:武勇酒造(株)(結城市)
●「霧筑波」:浦里酒造店㈾(つくば市)
●「森嶋」:森島酒造(日立市)
●「男女川」:稲葉酒造(つくば市)
●「来福」:来福酒造(株)(筑西市)
●「一人娘」:(株)山中酒造店(常総市)
●「君萬代」:(株)田中酒造店(取手市)
●「御慶事」:青木酒造(株)(古河市)
●「水府自慢」明利酒類(株)(水戸市)
●「月の井」:(株)月の井酒造店(大洗町)
●「白菊」:㈾廣瀬商店(石岡市)
●「結ゆい」:結城酒造(株)(結城市)
●「真上」:村井醸造(株)(桜川市)
合計19蔵
(ゲスト)
●キリンビール 取手工場
●富士御殿場蒸溜所
【2024.04.12更新】~お知らせ~
初回購入のスターターセットは以下となります
Aセット:入場+コイン5枚=1,000円
Bセット:入場+コイン10枚=1,500円
C:入場のみ500円
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今年のおちょこは無地となります。(生産状況や納期の都合によるものです…ごめんなさい!)
イベント終了後におちょこ貼付用シールを準備しておきますので、記念用におちょこに貼ってください。
当日の状況により、時間制とさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
2024春の入場料は500円となります。(おちょこ代の大幅な値上がりと運営にかかる費用の高騰により変更させていただくこととなりました。何卒ご理解の程、よろしくお願い致します)

上記リンクより

過去3回参加し、そのあまりのコンテンツの充実さ、費用面でのコスパの高さ、唯一無二の体験から、リピート確定のイベントになっています。
過去のレポートはこちら↓


取手までの交通費?えぇ払いますよ、なんならその交通費まで込みで参加料です。
ただ、今回から追加されたとみられる、時間制、おちょこの説明文から運営の苦労もうかがえます。
毎回毎回の対応には本当に頭が下がります。

そして、いつも通り、マグロ解体ショーも実施されます。

恒例行事でもあり、ちょうどお酒がほどよく回り始めた頃に始まる解体ショー。
その後販売されるマグロには財布の紐も緩むというものです。

■現地の様子、雰囲気

取手に行く前に、前回と同様にちょっと途中下車。
常磐線・我孫子駅にある名物、駅そばの弥生軒にて、名物である唐揚げそば+隠れた名物のちくわ天トッピングで腹ごしらえ。

弥生軒はかつて、山下清さんが働いていた、と言われる有名なところですね。

このボリューミーな唐揚げは定期的に食べたくなります。
ただ、どうやら弥生軒での人気ツートップは唐揚げと磯辺揚げとのこと。
ぐぬぬ。次に来た時には磯辺揚げにしましょう。

前回の自分のnoteより

前回の記事でこんなことを書いたものですから、今回は唐揚げと磯辺揚げをチョイス。
なるほど、これはいい。ちくわにしっかり味がついているのがよい。また食べよう。

そんなわけでまたやってきましたは取手。

毎回、受付開始が早まっているような、そして行列ができるのも早くできるようになってきている気がします。

受付時に、“混雑状況により時間制限がかかる(=終了時間が早まる)かもしれない”ことがアナウンスされました。
受付し、お猪口とお酒を引き換えるコインを受け取ります。
過去に行っていた紙のアンケートはなくなったようですね。まぁやるのはいいとしても、集計大変でしょうしね。
今回はお猪口のプリントがなく、シールを後で貼ってね、というシステム。

散々日本酒のイベントに来ていますが、これは初めて見ました。笑
なんなら、かえって何も書いていないお猪口の方が貴重かもしれませんね?
入場者は、お猪口に貼るシールと同様のデザインのものを、見えるところに貼る事で、再入場の証になります。
自分が参加した2022年秋からの認識では、初めての対応だったかと。

さて、イベント開始となり会場へin。
茨城県の銘柄・酒造を深掘りするのは半年に一度の風物詩になりつつあります。



友人や有志の皆様と相席し、自然発生的な役割分担のもと、拠点を構えました。
食べ物類はきっとたくさん集まる事、現地で絶対使うこと、いくらあっても困らないこと、持ち帰っても無駄にならないこと、という観点から、今回僕は水と、箸、皿、コップカトラリー系を準備。汎用性を考え、使い捨てができるものにしました。
そしてこれまた今回も、各々が持ち寄った食べ物や、マグロ解体ショー後に買ってきたマグロなどをこれでもかと展開。

参加している年代層としては、体感としては
20.30代:3割
40代:4割
50代:2割
60代以上:1割

という割合でしょうか?
現地だと「結構若い人もいるよね」という雰囲気です。
イベント中、受付の人にどれくらいの人数が来ているのかを聞いてみたところ、「前回は1200人くらいで、今回も体感では同じくらいですね」と。
あの会場の中にそんな人数が集まっていたと…?!
でも写真を見返すと延べ人数ではそれくらいはいたのかもしれません。

コイン交換制で、レートは1枚100円。
四合瓶の千の位とおおよそリンクしていました。
つまり、
1000−1999円台:コイン1枚
2000-2999円台:コイン2枚
という感覚です。

今回も会場のレイアウトに沿って順番にまわって行き、一周してから追加で追う形をとりました。
そんなにシビアにお酒を選んでいないのは、入場早々に追加コインを30枚購入しているから。(またか)

取手にはキリンビールの工場があるため、キリンビールも参戦。
日本酒と同様に、コインを払うと新発売の商品の缶ビールをもらえる形になっていました。
また、富士御殿場蒸溜所も陸、富士のウイスキーをだしていました。
ウイスキーについては中盤であっという間に無くなっており、ウイスキー需要の高さが垣間見えまふ。
「あとで飲もう」と思っていたら、その時にはもうありませんでした。。。次はリベンジします。

今回もこのパレットは売ってました。
こちら、前回購入はしたものの、もう少し紙やすりで削ったほうが手が痛くなさそうだと思い、そのまま手付かずな状況。。。
次回は活用できるとよいのですが。

1杯あたり45mlくらいでしょうか

これまでと同様、お猪口になみなみと注いでくれるサービス精神はありがたいのですが、最初からそれを全部飲み切っていると、相当な量を飲むことになります。
間で休んだり、お水を飲んだり、ペース配分を考えないと「思った以上に」という事態になりやすいでしょうね。
飲まないで捨ててしまう、というのは本来心苦しいのですが、活用しないと自分が倒れてしまいますので、背に腹はかえられません。

ある意味の命綱

イベント終盤、残り1時間くらいになると品切れもちらほら見えました。

また、このような「少し席を離れます」のシートも。
いいと思います。みていると、蔵ブースはワンオペでまわしているようなところも多かったですし。トイレに行くこともあるでしょう。

あっという間に定刻になり、鐘が鳴らされてイベント終了。時間制限は結局ありませんでした。

締めの挨拶
撤収中

■飲んだお酒リスト

もちろんすべて茨城県の日本酒です。

太平海 純米 おりがらみ 本生
霧筑波 Blue Rose うすにごり本生 茨城バラ酵母
霧筑波 純米生原酒 Ver.2 イベント限定
岡部 純米吟醸 あらばしりせめ 生原酒 赤ラベル 
稲里 初搾り 活性にごり生原酒
来福 純米 春陽 直汲み しぼりたて生
富久心 純米吟醸
真上 特別純米 山田錦 直汲み 生原酒
愛友 特別純米 蔵なま
富士大観 本醸造 紫ラベル 生詰 辛口山田錦
森嶋 純米吟醸 ひたち錦 しぼりたて無濾過生原酒
水府自慢 純米大吟醸 無濾過生原酒 ブルーラベル
御慶事 純米吟醸 ふくまる 限定生酒
百歳 辛口純米
武勇 特別本醸造 山田錦 小川酵母仕込み
すてら プレミアムすてら 純米大吟醸 雫酒
君萬代 生ヨーグルト酒
白菊 純米吟醸 山田錦50  ブルーラベル
一人娘 純米吟醸 超辛口 無濾過 ビン火入れ
結ゆい 純米大吟醸 赤磐雄町 無濾過生原酒 氷温貯蔵
月の井 本醸造 にごり生酒 中村酒店限定
渡船 純米大吟醸
森嶋 純米 美山錦 白ラベル しぼりたて無濾過生原酒
武勇 生酛純米 Buyu cycle   ogawa yeast
一品 桜の花が咲くころに 大吟醸 無濾過生原酒
梅酒 日本 茨城県 明利酒類株式会社 百年梅酒 ウイスキー樽熟成

コイン1枚のものだけでなく、割と高レートのものも選んでみました。
相変わらず、レベルが高い中でしかも混戦状態、という印象です。
ただ、やっぱりお米の出来の影響なのか、個人的には苦味だったり、味が若いと感じるものが多かったです。
今回の個人的MVPは富士大観。おだやかな香りに軽やかなボディ、そして柔らかい甘さ。こういう日本酒は大好きです。ボトルでも買いました。これで四合瓶1100円は安すぎます。
イベントを企画してみなさんに飲んでほしいところです。

■終わりに

今回も満喫させていただきました。
このイベント、一言で言えば、茨城県版のにいがた酒の陣、といっても過言ではないでしょう。
入場して飲み放題、というわけではなくコイン制ではありますが、
・東京ではもちろん、茨城県内でもなかなか飲めないものがある
→イベント限定酒もあり
・その場でボトルで買って飲める
・テーブルと、そのテーブルごとにゴミ袋がある
・酒器持ち込みOK(暗黙の了解でしょうが)
→過去のSAKE MEETINGのお猪口を持ってくる人が多いことが、リピーター率の高さを示す
・食べ物持ち込み自由、駅ビルの食品店との連携
→マグロ解体ショーとの連動は確実に購買意欲が向上。
・駅直結のビルでの開催
→県外の人間からも来やすい、車の運転などが不要など
などなど、ざっと考えただけでも、客として参加した時の快適度が高いのだと思います。
ここに、入場料の安さや予約なしでいいこと、が重なって、充実度・満足度が高くなっていると推測します。
そしてこれを、いち酒屋さんが運営している凄さですよ・・・!!
参加者一人一人が楽しみつつ、節度やマナーを守ることでこのイベントの雰囲気と質が保たれてほしいですね。

ではでは。

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