日本酒イベントレポート:SAKE MEETING 2024 -春-
SAKE MEETING 2024 -春-に参加してきました。
今回はその様子をレポートします。
■イベント概要
過去3回参加し、そのあまりのコンテンツの充実さ、費用面でのコスパの高さ、唯一無二の体験から、リピート確定のイベントになっています。
過去のレポートはこちら↓
取手までの交通費?えぇ払いますよ、なんならその交通費まで込みで参加料です。
ただ、今回から追加されたとみられる、時間制、おちょこの説明文から運営の苦労もうかがえます。
毎回毎回の対応には本当に頭が下がります。
そして、いつも通り、マグロ解体ショーも実施されます。
恒例行事でもあり、ちょうどお酒がほどよく回り始めた頃に始まる解体ショー。
その後販売されるマグロには財布の紐も緩むというものです。
■現地の様子、雰囲気
取手に行く前に、前回と同様にちょっと途中下車。
常磐線・我孫子駅にある名物、駅そばの弥生軒にて、名物である唐揚げそば+隠れた名物のちくわ天トッピングで腹ごしらえ。
弥生軒はかつて、山下清さんが働いていた、と言われる有名なところですね。
前回の記事でこんなことを書いたものですから、今回は唐揚げと磯辺揚げをチョイス。
なるほど、これはいい。ちくわにしっかり味がついているのがよい。また食べよう。
そんなわけでまたやってきましたは取手。
毎回、受付開始が早まっているような、そして行列ができるのも早くできるようになってきている気がします。
受付時に、“混雑状況により時間制限がかかる(=終了時間が早まる)かもしれない”ことがアナウンスされました。
受付し、お猪口とお酒を引き換えるコインを受け取ります。
過去に行っていた紙のアンケートはなくなったようですね。まぁやるのはいいとしても、集計大変でしょうしね。
今回はお猪口のプリントがなく、シールを後で貼ってね、というシステム。
散々日本酒のイベントに来ていますが、これは初めて見ました。笑
なんなら、かえって何も書いていないお猪口の方が貴重かもしれませんね?
入場者は、お猪口に貼るシールと同様のデザインのものを、見えるところに貼る事で、再入場の証になります。
自分が参加した2022年秋からの認識では、初めての対応だったかと。
さて、イベント開始となり会場へin。
茨城県の銘柄・酒造を深掘りするのは半年に一度の風物詩になりつつあります。
友人や有志の皆様と相席し、自然発生的な役割分担のもと、拠点を構えました。
食べ物類はきっとたくさん集まる事、現地で絶対使うこと、いくらあっても困らないこと、持ち帰っても無駄にならないこと、という観点から、今回僕は水と、箸、皿、コップカトラリー系を準備。汎用性を考え、使い捨てができるものにしました。
そしてこれまた今回も、各々が持ち寄った食べ物や、マグロ解体ショー後に買ってきたマグロなどをこれでもかと展開。
参加している年代層としては、体感としては
20.30代:3割
40代:4割
50代:2割
60代以上:1割
という割合でしょうか?
現地だと「結構若い人もいるよね」という雰囲気です。
イベント中、受付の人にどれくらいの人数が来ているのかを聞いてみたところ、「前回は1200人くらいで、今回も体感では同じくらいですね」と。
あの会場の中にそんな人数が集まっていたと…?!
でも写真を見返すと延べ人数ではそれくらいはいたのかもしれません。
コイン交換制で、レートは1枚100円。
四合瓶の千の位とおおよそリンクしていました。
つまり、
1000−1999円台:コイン1枚
2000-2999円台:コイン2枚
という感覚です。
今回も会場のレイアウトに沿って順番にまわって行き、一周してから追加で追う形をとりました。
そんなにシビアにお酒を選んでいないのは、入場早々に追加コインを30枚購入しているから。(またか)
取手にはキリンビールの工場があるため、キリンビールも参戦。
日本酒と同様に、コインを払うと新発売の商品の缶ビールをもらえる形になっていました。
また、富士御殿場蒸溜所も陸、富士のウイスキーをだしていました。
ウイスキーについては中盤であっという間に無くなっており、ウイスキー需要の高さが垣間見えまふ。
「あとで飲もう」と思っていたら、その時にはもうありませんでした。。。次はリベンジします。
今回もこのパレットは売ってました。
こちら、前回購入はしたものの、もう少し紙やすりで削ったほうが手が痛くなさそうだと思い、そのまま手付かずな状況。。。
次回は活用できるとよいのですが。
これまでと同様、お猪口になみなみと注いでくれるサービス精神はありがたいのですが、最初からそれを全部飲み切っていると、相当な量を飲むことになります。
間で休んだり、お水を飲んだり、ペース配分を考えないと「思った以上に」という事態になりやすいでしょうね。
飲まないで捨ててしまう、というのは本来心苦しいのですが、活用しないと自分が倒れてしまいますので、背に腹はかえられません。
イベント終盤、残り1時間くらいになると品切れもちらほら見えました。
また、このような「少し席を離れます」のシートも。
いいと思います。みていると、蔵ブースはワンオペでまわしているようなところも多かったですし。トイレに行くこともあるでしょう。
あっという間に定刻になり、鐘が鳴らされてイベント終了。時間制限は結局ありませんでした。
■飲んだお酒リスト
もちろんすべて茨城県の日本酒です。
コイン1枚のものだけでなく、割と高レートのものも選んでみました。
相変わらず、レベルが高い中でしかも混戦状態、という印象です。
ただ、やっぱりお米の出来の影響なのか、個人的には苦味だったり、味が若いと感じるものが多かったです。
今回の個人的MVPは富士大観。おだやかな香りに軽やかなボディ、そして柔らかい甘さ。こういう日本酒は大好きです。ボトルでも買いました。これで四合瓶1100円は安すぎます。
イベントを企画してみなさんに飲んでほしいところです。
■終わりに
今回も満喫させていただきました。
このイベント、一言で言えば、茨城県版のにいがた酒の陣、といっても過言ではないでしょう。
入場して飲み放題、というわけではなくコイン制ではありますが、
・東京ではもちろん、茨城県内でもなかなか飲めないものがある
→イベント限定酒もあり
・その場でボトルで買って飲める
・テーブルと、そのテーブルごとにゴミ袋がある
・酒器持ち込みOK(暗黙の了解でしょうが)
→過去のSAKE MEETINGのお猪口を持ってくる人が多いことが、リピーター率の高さを示す
・食べ物持ち込み自由、駅ビルの食品店との連携
→マグロ解体ショーとの連動は確実に購買意欲が向上。
・駅直結のビルでの開催
→県外の人間からも来やすい、車の運転などが不要など
などなど、ざっと考えただけでも、客として参加した時の快適度が高いのだと思います。
ここに、入場料の安さや予約なしでいいこと、が重なって、充実度・満足度が高くなっていると推測します。
そしてこれを、いち酒屋さんが運営している凄さですよ・・・!!
参加者一人一人が楽しみつつ、節度やマナーを守ることでこのイベントの雰囲気と質が保たれてほしいですね。
ではでは。