日本酒イベントレポート:SAKE MEETING 2024 -秋-
SAKE MEETING 2024 -春-に参加してきました。
今回はその様子をレポートします。
■イベント概要
過去4回参加し、そのあまりのコンテンツの充実さ、費用面でのコスパの高さ、唯一無二の体験から、リピート確定のイベントになっています。
過去のレポートはこちら↓
そして、いつも通り、マグロ解体ショーも実施されます。
今回、イベントの流れが大幅に変更になっています。
変更点①:イベントが、時間ぶっ通しで開催ではなく、部制にわかれた
前回2024年春はAM11:00~PM3:30(最終受付PM3:15) で途中入退場可、でした。
今回は1部、2部、3部、と3回にわかれ、各部が2時間ずつとなっています。
よく見ると、1部の終わり時間と2部の開始時間が重なっています。
そのため、その時間は1部と2部のお客さんが入り混じることになります。2部と3部も同様ですね。
イベント全体でみると開始時間と終了時間は春と同じになります。
はたしてどういう動きになるのやら。
変更点②:予約が必要になった。
指定のURLから予約をするようになりました。
予約、といっても、参加する部と名前を入れるくらいでした。
ただ、
となっていますので、ルール的には一人の場合、複数の部には参加はできないということに。
まぁ、三人組をつくり、それぞれ一人ずつわかれて各部に1枠3人で予約をとれば、理屈上は全部に参加できることになりますけども。
僕が予約する時には、1部が圧倒的に人気で枠がかなり埋まっていました。
一方で、変わらない点としては、
・会場へのおつまみの持込OK
・入場後も会場への入退場が可能
という部分。
ここが変わったらマグロ解体ショーとの連携が無意味になるので、さすがに変わりませんね。
■現地の様子、雰囲気
当日朝、こんな投稿を発見。
む、これは当日その場の雰囲気で2部、3部も入れるかも?と頭の片隅に置いておきつつ出発。
取手に行く前に、前回と同様にちょっと途中下車。
常磐線・我孫子駅にある名物、駅そばの弥生軒にて、名物である唐揚げそば+隠れた名物のちくわ天トッピングで腹ごしらえ。
もはや恒例です。
弥生軒はかつて、山下清さんが働いていた、と言われる有名なところです。
腹が減っては戦はできぬ。
やはりこれですよ、これ。
腹ごしらえしつつ、そんなわけでまたやってきました取手。
駅前が再開発中のようで、大規模に工事しておりました。
アトレの前で売っていたお惣菜がおいしそうなので調達。
マグロ解体ショーの場所はこんな感じ。
そして会場、受付へ。
毎回、受付開始が早まっているような、そして行列ができるのも早くできるようになってきている気がします。
入り口で予約時のメールを確認が入ります。
その後お猪口と、コインのセットをお支払い。
最初の支払いは現金のみです。
今回は大きめなシールを貼ることが参加者の証になりました。
コインはいつものプラスチックのもの。
5枚ごとに小袋にまとめられてましたが、詰めるの大変では・・・?
落としてバラバラになってしまうよりは、こちらの方が管理しやすいのでしょうか。
結局、イベント時には袋から出すことになるのと、結構ぴっちり袋が閉じていたので出すのに手間取っていた方もちらほらいました。
お猪口はいつものSAKE MEETINGの印字。
今回は薄めの紫、小豆色、というのでしょうか。
イベント開始時間になり、行列が動いて会場に入っていきます。
ぐるっと大回りして会場の中央部分に連結する動線でした。
第1部開始時には、会場奥・テーブルがある場所が一時的に封鎖されていました。
イベントが部にわかれたことで、後から参加した方がテーブルがない、という状況にもなり得ますので、意図的にエリアをわけて時間差で開放する形になっていました。
確かに、「場所取りは早い者勝ち」な状況である以上、この対応は確かに納得です。
そんな中でもなんとかテーブルのいちスペースを確保。友人や有志の皆様と相席し、自然発生的な役割分担のもと、拠点を構えました。
お酒のイベントを快適に過ごすべくの同盟・共同戦線は大事です。(何の話だ)
今回も僕は箸、皿、コップカトラリー系を準備してシェアしました。やっぱりあると便利です。
コイン交換制で、追加のコインは1枚100円ですね。
一番コインが多いのは5枚。それでも500円ですし、出されているお酒はかなりハイスペックなもの。破格なのは間違いありません。
今回もキリンビールさんが参戦。
取手にはキリンビールの工場がありますからね。
日本酒と同様に、コインを払うとビールが飲めます。サーバーから注いでもらえる形になっていましたね。
キリンのハートランドは取手工場ですべて作られているのですから、せっかくならハートランドを推すのがいいのでは、とも思いますが、いかがでしょうか。
また、富士御殿場蒸溜所も陸、富士のウイスキー3種(シングルモルト、シングルグレーン、シングルブレンデット)を出していました。
お酒はこれまでと同様、お猪口になみなみと注いでくれるサービス精神はありがたいのですが、最初からそれを全部飲み切っていると、相当な量を飲むことになります。
間で休んだり、お水を飲んだり、ペース配分を考えないと「思った以上に」という事態になりやすいのは相変わらず。
飲まないで捨ててしまう、というのは本来心苦しいのですが、活用しないと自分が倒れてしまいますので、背に腹はかえられません。
吐器もありますので活用させていただきます。
第1部の時間が経過し、第2部の待機列ができていました。
第2部が開始になりこの列の方が合流した際には、どっと人が増えまして会場内がかなりの混雑に。
そして、第1部の終わり際、スタッフに確認したところ、「改めて予約や受付の手続きをすれば、第1部から第2部のハシゴはOK」とのこと。
自分のお酒のキャパシティや予定を考え、第2部へと追加参戦を判断。
シールの色が変わりました。第1部は赤、第2部は青、そして第3部はオレンジとわけて確認していたようですね。
第1部では、初めて・新しく出されていたり、自分がまだ知らないものを中心に飲んでいました。
第2部では、これまで飲んだことあるものを改めて確認する、というテーマにまわっていました。
同じ銘柄、同じスペックだとしても、年が変わればまったくの別物のお酒になっていることもありますからね。それゆえに、何回参加しても発見や気づきがあるのです。
会場内ではお土産用のお酒も買えます。酒瓶を買うのはPayPayが使えますので便利ですよ。
仕込み水もあります。
・・・が、毎回毎回開始直後で一瞬で無くなるのですよね。
これ、「仕込み水を飲める機会は限られているからいち早く飲もう」という人もいれば、「とりあえずお酒飲む前に口を潤してから」という人もいると思うのです。
前者の人は仕込み水に価値を感じて飲んでいると思うのですが、後者の人は、飲食店で最初に出されるお冷と同じような感覚と推測されるので、別に仕込み水じゃなくても良いのでは・・・?
また、酒蔵のブースにその酒蔵のお水があった方が、水とお酒の関係性を想像できて嬉しいな、と個人的には思うのです。
なお、今回参加している年代層としては、体感として
20.30代:2割
40代:4割
50代:3割
60代以上:1割
という割合でしょうか。
今回、各部が400人の枠で予約が作られており、空き枠が見える状況でしたので、参加者の人数もおおよそ推測がつきます。
この画面は、第1部に参加する直前のもの。
つまり、トータルすると1000人いくかいかないぐらいになりますね。
また、各部の終了時間ごとでスタッフさんによる追い出しが行われ、お客さんがちゃんと人が入れ替わっていた(だらだら留まる人がいなかった)こと、撤収する人がテーブルを片付けている人が多かったのは、とても良いことだと思います。
長時間のイベントだと、後半では「お酒も飲まず、ご飯も食べず、ただただそこにとどまっているだけ」という人が多くなってしまうのが致し方ないのですよね。飲めるキャパシティには限界があるので。
その点、部制で人が入れ替われば消費などがまた再開されますものね。
一方、酒蔵の方々は結局イベント時間中ずっとお酒を注いでいる状況だったと思います。ワンオペで回している人はちゃんと休めたのでしょうか・・・。
余計なお世辞ではあると思いますが、自分自身もイベントスタッフとして入ったことのある経験もある以上、スタッフさん・運営側の快適さも重要視してほしいな、と思います。
■飲んだお酒リスト
SAKE MEETINGの過去参加時には結局飲むことのできなかった、ウイスキーを飲む時間を今回は作ることができました。富士のほか、明利酒類の新発売のものも!
日本酒もウイスキーも同様ですが、テイスティングせずにいきなり一本買うのはなかなかハードルが高いので、味が確認できてよかったです。
ブルーベリーヨーグルトリキュールが想像以上においしかったので、こちらはお土産で購入しました。
■終わりに
今回も満喫させていただきました。SAKE MEETING、もとい、茨城県版のにいがた酒の陣。(勝手に言っているだけ)
フライヤーの画像はハロウィンをテーマにしていると思うのですが、イベント後の一部のお客さんにはフライヤーのようにグロッキーな方もいたような気もします。
なお、このnoteも、特にお金をもらっているわけでも、誰かに書けと言われているわけでもありません。
いち日本酒好き、SAKE MEETINGのファンが勝手に書いているだけですので、お間違い無いように。(誰も間違えません)