日本酒イベントレポート:にいがた酒の陣2023
にいがた酒の陣2023に参加してきました。
今回はその様子をレポートします。
■イベント概要
知名度・規模ともに、日本最大級の日本酒イベントとも過言ではありません。
コロナ禍の影響で中止されていましたが、この度4年ぶりに再開です。
■現地の様子、雰囲気
現地に向かうところからイベントは始まっています。
自分が切符を買うのが遅かったこと、ウインタースポーツシーズンでもあるということで、新幹線の指定席は満席。
当日の自由席争奪戦となるわけですが、もちろん満席、なんならデッキまでぎゅうぎゅう詰めです。
スノボの道具を持っている人もいるため、かなりの圧迫感。
越後湯沢駅でかなりの人数が降りたため、そのタイミングで座れました。
あっという間に新潟駅に到着です。
会場に行く前に、前入りしていた友人と合流し、少しぽんしゅ館を覗きました。
よくみるこちらを生で。
友人からの情報ですと、前回2019年コロナ禍前の際には、初日のみで8万人が来場したという酒の陣。
駅の混雑もまだまだこんなもんじゃなかった、と。
…oh。マジデスカ。シンジラレナイ。
さて、会場の朱鷺メッセまで歩きます。20分はかからないくらいの距離です。
会場に到着、…と途端に大行列です。
建物の外から、中に続き、会場まで。
人数の割には意外と列の動きは早いと感じました。正味20分くらいでしょうか。イベントへの期待からか、そこまで長くは感じず。
並んでいる途中、入場チケットの確認が2回くらいありましたが、意味ありましたかね。
そんなこんなで、いざ入場。
会場でお水、マップ、お酒カップをホールドするダンボールが渡されました。
ということで、マイ酒の陣、開戦!
銘柄の知名度に比例して、ブース前には行列ができていました。
おそらく一番並んでいたのは“あべ”を醸す阿部酒造さん。
そして並んでいる方の年齢層が若い、さらに女性が多いのが印象的でした。
いま注目のクラフトサケを作る方々がかつて修行をしていたり、コラボなどもしていましたから人気が高まったのでしょう。
ただ、蔵側はこんな状況になると思っていたのか、どうなのか…。対応が大変そうですが。
その他、かなりの行列のできていた場所(銘柄)としては、
・久保田
・北雪
・鮎正宗
・〆張鶴
・月不見の池
・上善如水
などでしょうか。
新潟県内のみならず、全国クラスに有名なところですね。
システムとしては、全てのお酒が無料ではなく、一部は有料試飲という形です。
高価格帯のものや、貴重なものが不当に飲まれすぎるということがなくなりそうでよさそうです。
支払いは蔵ごとに現金だったりキャッシュレスだったりが混在しているので要注意。
また、ダンボールによるカップのホールドですが、一度にまとめて受け取れるというメリットはある一方、結果として、提供に時間がかかってのブース前での渋滞、もらった銘柄がわからなくなる、不安定でこぼしやすいという点も否めません。
渋滞はイベント再開に伴って、蔵元さんとの再会を喜ぶお客さんも多数だったことも影響しているでしょう。
提供する蔵ごとで一杯あたりがかなりの差があることも気になりました。
自分のような遠征組はどうしても荷物があるので、ぶつかってこぼしてしまわないかもちょっとヒヤヒヤでした。
空いたペットボトルを吐器がわりにするか?とも思ったが、ゴミステーションに飲み残しを破棄できるところがあったので、大いに活用しました。
事前の仕込みとしては、多めに持参した水。
飯が食えないこともつらいですが、それよりも水がないのが辛い。
朝の新幹線に乗る前に多めに食べておいたため、空腹感は問題なかったので、結果的にこのお水作戦は大正解でした。
参加は80蔵あり、お酒は400種類以上になります。
全部まわろうなんて到底無理であるのと、一部二部と連続参加することを考えて、慌てずにゆっくり見てまわりました。
一部だけ、とかだとかなり慌ただしくなるでしょうね。並んでたらほとんど回れないのではないでしょうか。
会の後半では千鳥足、壁にもたれかかっている方、帰り道には介抱されている方、ちらほら見かけました。
まぁイベントの規模からすれば致し方ないでしょう。
【戦利品】
・酒の陣お猪口
→定番品。参加証明みたいなもの。
・ステンレスお猪口
→物珍しさ、段々になっていて持ちやすい、そして特別価格で安いので購入。金メッキやダークな色合いもありましたが、ここはスタンダードなものを。
・酒の陣前掛け
→前掛け自体は山ほど持ってるけど、今後新潟がらみのお酒の仕事があったらどこでも使えそうなので。
・酒の陣パーカー
→一部で買おうかどうか悩み、二部の途中で行ったらもう展示品のみになってました。恐るべき人気。迷った時は行く、買わない後悔よりも買う後悔、ということで購入。
さて、初日を終え、2日目です。
この日はご縁あってパンダで有名な酒蔵さんのお手伝い要因としての参加。
主にやったことはシンプルで“プラカップをセット”、“酒を注ぐ”、“お客さんに渡す”。
これのただただ繰り返しです。一つの作業は数秒で終わりますが、いかんせんひっきりなしにいらっしゃいますので、それを連続3時間近くやります。
一部と二部とあるので3時間を2セットですね。
ほぼほぼロボットのような状況でしたが、酒の陣に参加する人の意気込みや熱気、楽しさは十二分に感じました。本当に日本酒好きなんだな、と。
また、結果として、イベントの全体像をお客として参加して把握できてからの手伝いでよかったと思います。
■飲んだお酒リスト
もちろんすべて新潟県のお酒です。
9割以上は主にお客として参加した土曜日に飲んだものです。
気になるやつもたくさんありましたが、時間や行列の壁で飲めず。
毎回こうなると思うので、毎年参加したくなるのでしょうね。
また、今回は写真を撮ることにはこだわりませんでした。
周囲に迷惑になっても仕方ないですしね。
■終わりに
今回は各回が3000人ごと。それでもかなりのわちゃわちゃでした。
コロナ禍の前は相当な混雑、いや、混雑という言葉では言い表せないような状況だったことが想像されました。
ただ、会場のブースの配置とかはもうちょっと工夫できたのでは…。
このイベントふくめ、新潟駅近辺での飲み歩きやぽんしゅ館など、日本酒飲みにとっては何度でも足を運びたくなる場所行きたくなる、そんな場所が新潟でした。
では。
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