日本酒イベントレポート:日本酒フェア2024
日本酒フェア2024に参加してきました。
今回はその様子をレポートします。
イベント概要
2022年、2023年の参加の様子はこちらからどうぞ↓
昨年と同様に、今回は池袋のサンシャインシティ・文化会館です。
歴代の日本酒フェアの会場で日本酒フェアといえばここです。
例年は6月でしたが、今年は7月にずれこみました。
5月半ばに販売が開始された後、売り切れたのか、チケットの追加販売がなされたようです。
ホームページなどが一新され、チケットの販売方法もちょっとUIが変わりましたね。楽天カードを使うとエラーがでる、というような謎の仕様もありました。
いかんせん、同じ建物内で、部屋やフロアをわけていろいろ同時進行でやっているため、チケットの購入はちょっとややこしいのですよね。
「各都道府県のブースに行きたかったのに、鑑評会のきき酒の会のチケットを買ってしまった」と言う声も毎回聞きます。
昨年2023年と比較すると、
部制:4部あったのが、3部へ
イベント時間:1回2時間だったのが、3時間へ
イベント間の時間:1時間から、2時間へ
と変更なっています。
蔵の方、スタッフの方の休憩なども考えると、間は2時間くらいあった方がいいですよね。。。(あと、自分みたいに2回通しで参加するような人間の休憩のためにも)
現地の様子、雰囲気
僕が参加したのは2日目の7/6(土)、 第2部と第3部です。
きき酒会やセミナーは今回はパスしました。
昨年同様、1日目の金曜日に参加した人たちがXにあれこれとあげてくれているので、なんとなく会場の雰囲気や提供されるお酒の前情報がわかるのはありがたいですね。
(日本酒のイベント参加のたびに毎回思いますが、お猪口、水、吐器、酒のリストの有無など、現地で受付をすると何が渡されるのか、がホームページやイベント公式SNSなどで事前にわかるとありがたいのですけどね)
ざっと検索した時の内容をみますと、最も大きな違いは、会場が狭くなった、つまり、これまではホール2つ分のスペースを使って東日本・西日本とわかれていたのが一つのホール内に凝縮されたこと。それにともなって、入場受付にも行列、時間がかかっていたようです。
会場が狭くなり、かつチケットは昨年よりも多く販売している、ということから、大混雑になることは容易に想像が付きます。ましてや金曜日の夜で参加した人の感想が混雑のことばかりであるなら、土曜日であるメインの時間帯はさらに混乱することは必至。
まぁそんなことをぶつぶつ言っていても、行くしかないのですが。
会場である池袋のサンシャインシティへ。
なんと当日は、別のホールで実施されていたコスプレのイベントと重なっておりました。
(会場がとれなかったのはこれの影響か、と納得)
スタッフさんによる「コスプレの方はこちら、日本酒の方はこちらです!」という誘導は、今回のイベント唯一無二の発言かもしれません。
きっと受付に時間がかかるであろうこと、第2部と第3部と参加するので時間的には余裕があるので、戦略的時差設定のもと15分ほど後ろにして会場へ。(決して遅刻ではない)
金曜日の対応でオペレーションが最適化されたのか、受付の人数が明らかに手厚くなっていました。
メールで届いていたQRコードを読み込み、リストバンドとおちょこ、会場マップの冊子をいただき、会場in。
エアコンは効いているが、人の多さと熱気で「涼しい」まではいかずでしょうか。
入場して、まずは会場内を一周。おおよそのマップや状況を把握。
・吐器用の紙コップ(凝固剤入り)、交換用の吐器、吐器を首などに下げるためのホルダーがセッティングされている
→ホルダーはほかのイベントでも使えそう。水のペットボトル入れとかに。
・ゴミ箱がある
→吐器用ですね
・会場内に水の提供がある
→ウォーターサーバーでセルフサービス。
・隣同士、および対面での各ブースごとが近く、ところどころで渋滞が発生。人をかきわけるようにしていかないと動けないことしばしば。ブース・お酒の前で留まっている人が多いとなおさら。
→前述の通り、会場が狭くなって参加者が1.5倍の人数(前回は各回800人、今回は1200人)なのですから、そりゃあシンプルに混雑しますね。コロナ禍前の実施時を思い出しました。
・お酒をボトルでそのまま販売したり、各県の日本酒グッズを販売するブースが例年よりも増えた。
→お土産でお酒買うにしても、イベント開始直後に買うと荷物になり、終了間際ではなくなってしまうかもしれない、というジレンマで、なかなかハードルがあります。各ブース内で、買ったら取り置いてもらえたりできればいいのですけどね。ホテルのクロークのようなシステムで番号札を渡しておいて最後に回収するみたいに。
グッズも本来なら酒蔵に行かないと買えないものであったり、イベント特別仕様のものも多くありました。都道府県や蔵などの箱単位で「推し活」するにはもってこいですね。
・「はじめての日本酒ブース」があり、県や銘柄名などではなく味わいの特徴で選出されたお酒が並んでいた
→初心忘るべからず。そして、何をもってフルーティ、なめらか、と表現しているかについて、世間一般と自身の認識をすり合わせるにはもってこいの場所です。
男女比は6:4くらい、年齢層は、一番多い世代は40-50代でしょうか。だいたいの日本酒イベントではよくある構図です。
その中でも若い人もちらほらと。海外の方も結構いらっしゃいましたね。
日本酒のイベントに海外の方が来ることももはや珍しくなくなり、むしろインバウンドの方専用にチケットを設けていたりするイベントも増えていますしね。
また、歴代の首相が書いた「國酒」の字が飾られています。この辺はお馴染みの光景。
日本酒に関する統計的なデータを示した資料もありました。
これはなかなか勉強になります。
参加する時には両手が開けられるスタイルで、ある程度収納力があるカバンやリュック、エコバックなどがあると便利なのは相変わらず。
(ただ、あまりに大きいカバンは周囲の邪魔になってしまうので注意を)
いかんせん、お猪口やスマホを持っているところに、紙の資料を渡されると、やり場に困るのですよね…。手は2本しかないので。
各ブースにQRコードとか乗せてくれて読み込めるようにしておけばいいと思うのですが。
イベント終了時に、アンケートに答えると抽選が受けられました。中にはお酒が当たった人もいたようですよ。
飲んだお酒リスト
今回は第2部、第3部通じてトータル64種類でした。
(どんな動線だったかが丸わかりではありますが)順々にまわっていく中で、終盤に立ち寄った県では多くのものがなくなってしまっており、宮崎県のブースはブースそのものを片付けが始まっていました。まぁこのあたりは仕方がないです。お酒が余ると結局片付けるの大変ですからね。
終わりに
昨年の記事の「終わりに」で、
と書いていて、今回は時間のゆとりはだいぶありました。
一方で、会場内の混雑具合はやはりなかなかのストレスでした。
そして、開始しておよそ1時間後には目がすわっている人、足元がおぼつかない人、顔が真っ赤な人も多くいて、2時間をこえるとあちらこちらでお猪口を落として割れる音が。中には、お土産用のお酒を落として割ってしまっていた人も。
日本酒フェアは日本最大級の日本酒イベントであると思うので、もっと悠々と、大規模な雰囲気があるといいですよね。
これでは「狭いところに酔っ払いをぎゅうぎゅうに押し込めた」というような印象になってしまわないでしょうか。
何度もこのイベントに参加したことがあれば平気なのかもしれませんが、初めて参加する人は面食らってしまいませんかね。
ではでは。