日本酒イベントレポート:YOMOYAMA NAGANO
YOMOYAMA NAGANOに参加してきました。
今回はその様子をレポートします。
■イベント概要
日本酒のイベント、都道府県ごとの酒造組合が行うイベントの中でも大規模なものの一つと認識しています。
かねがね名前は知っていましたが、いかんせん平日の開催ということでなかなかうかがえなかったこちらのイベント。
今回、ありがたいことにボランティアスタッフとして入る機会を得たので初参加になります。
さて、どんな感じでしょうか。
■現地の様子、雰囲気
やってきました浅草ビューホテル。
結婚式なども行う立派な会場です。
イベント参加、としていますが、今回はボランティアスタッフとして入っています。
どこのブースに入るかは当日までわからず、受付をしたところで判明。今回は佐久地域にあります千曲錦酒造さんに入ることになりました。過去に飲んだことがある銘柄だったため一安心でした。
ボランティア用のTシャツを着てスタンバイ。こちらは持ち帰れます。
ボランティアのミーティングの際には、運営の方から「ボランティアの皆様にも貴重な1日の時間を割いていただいています。何卒、長野のお酒のファンを作るようにがんばりましょう」とのコメント。なるほど、着地点が明確です。
メインの業務はお酒を注ぐことです。お酒や蔵の説明は蔵の方が対応していました。
今回は、蔵の営業担当の方が3名、作り手が1名とかなりマンパワーに恵まれていたため、僕があれこれとお話しする必要もなく、注ぎ手としてただただ動いていました。
なお、千曲錦酒造さんは現在生産量は4500-5000石ほど、最大ピーク時は1万を超えていたとのこと。
酵母は非公開。ブランドの「帰山」はできて20年以上は経っています。県外が8割、県内が2割の出荷割合とのこと。かつてはこれだけ酸味がたっているお酒は「ダメな酒」と言われていた中、甘・酸の調和を目指した味わいは、まさに時代が追いついたものといえます。
スケジュール的には、最初に受付する小売店の方は最長5時間滞在できることになります。
もちろん、商談のためだったり、蔵とのコミュニケーション・情報収集のためもありますしね。それくらいの時間は必要ですね。
飲食店の方は、夜は営業があるでしょうから、この時間になりますね。
一般の方でも、3時間ありますし、しかもこの蔵・お酒の数で3000円ですからだいぶお得です。
都道府県面積で4位の長野県。同じ県といえどもそのお酒の幅も広いと言うもの。
こちらも明記されているのがありがたい。
やはり自分好みのデザインだったり、量をコントロールできる酒器が使いたいというものです。
事実、かなりの人が酒器を持参していました。
入場は3段階にわかれており、酒販店、飲食店、一般、と時間差になっていました。
酒販店は250名、飲食店は150名、一般は400名のチケット販売とうかがっており、それですでに800人近く。
当日参加もあったでしょうから、1000人いかないくらいの人数だったのでしょうか。
実際、一般の方が来場された後は会場もだいぶ混雑していました。
来場者の年代は40代、50代がボリュームゾーンでしょうか。
通常、ボランティア・スタッフとしてはいると、あまりおおっぴろげにお酒を飲むことはできません。仕事がありますからね。一応、提供するお酒に関しては味がわからないとどうしようもないので、少しはテイスティングしますけども。
ただ、このイベントでは、終盤の1時間はボランティアもいち参加者として試飲OKと公にされています。この点が素晴らしい。時間を見計らって「お疲れ!」と乾杯に来てくれた友人もいました。嬉しい限り。
駆け込むようにいくつかのブースをまわってお酒をいただきました。
■飲んだお酒リスト
もちろんすべて長野県です。
初めて見る銘柄もあり、長野県のバリエーションの多さ、奥深さを感じます。願わくばもっと時間がほしかった、というのが本音ですが。笑
美山錦、山恵錦を使ったお酒はかなり打点が高い印象です。
■終わりに
とても良い経験でした!
この運営方法、ボランティア形式は他のイベントでもぜひ参考にして欲しいところです。
お客としてきていたらすごい情報量、長野県の日本酒をこれでもかと深掘りできるまたとないチャンスでしょう。
ぜひ機会があればご参加ください!
ではでは。