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成功者の本を読んでも成功できない

自分も人並みに成功者の伝記を読んだり自己啓発本を読んだりしてきた。もちろんスティーブ・ジョブズやイーロン・マスクの伝記は読了済みだ。ホリエモンやひろゆきの本ももちろん読んでいる。成功者の本を読む人は自分も成功したい!という考えのもとに読む人が多いと思う。自分もその中の一人だった。

たがそういった本を何冊も読んだ結果、そんな本を読んだところで自分が成功するための方法なんてわからないことが分かった。

なぜなら「成功はアート」だからだ。誰でもできることができても成功はできない。その人にしかできない独自性が必要だ。スティーブ・ジョブズが大学中退も企業もせず普通に就職していたらアップルは生まれていない。上位1%の結果を得たいなら99%と違う行動をするしかない。

99%と同じことができても評価はされないのがこの世の中だ。小学校レベルの勉強ならほとんどの人が理解できるが、高校レベルになるとついて行けない人が続出するからこそ東大生には価値がある。仕事も誰にでもできない医者や弁護士などの専門職の方が価値が高い。成功者はその他大勢にはできないことをしたから成功者なのだ。

大谷翔平選手を思い浮かべればよく分かる。彼のように二刀流でメジャーで活躍しようと思っても他の誰にもできない。彼のように野球に真摯に努力することはほとんどの人間にはできないし、身長190後半の身長を持って生まれる日本人だってほとんどいない。両親がプロのスポーツ選手の家庭に生まれることだってほとんどない。一般家庭に生まれた身長170センチの凡人が頑張ってみたところで彼ほどの結果を出せるはずがない。

成功者の本を読むと言うことは身長170の凡人が大谷翔平のアドバイスを聞くようなものだ。意味がないとまでは言わないが、精々努力は大事くらいしか学びを得ることしかできないだろう。

私が最近ハマっているYouTuberに30歳で5000万の資産を築いたくらまさんという人がいる。彼の話を聞くとどうやらその5000万はサラリーマンと副業をこなしながら節約生活で手に入れたものだという。一番驚いたのが睡眠時間が2〜3時間という話だ。仕事と副業のハードワークをこなして毎日2〜3時間しか寝れないなんで生活を続けたら一般人はぶっ壊れてしまう。1週間で倒れてしまうと思う。常人には真似できないことができたからこそ短期間で資産5000万円に達成できるのだろう。

成功者は何かしら凡人には使えないチートを使っている。持って生まれた才能だったり、親が超金持ちだったり、並外れた意志力でとんでもない努力量をこなせたりする。

彼らのほどの成功をおさめられなくても、人生をちょっとでもマシにしていきたいなら、自分の手札の中でほかの常人が切れないカードはどんどん切っていけばいいと思う。実家が農家なら米や野菜を送ってもらうだけでも暮らしは楽になる。子供部屋おじさんでも何も文句を言われないのならガンガンお金を浮かせて投資に回してみてもいいだろう。

使えるズルはドンドン使ってその他大勢を出し抜いていこう。

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