ランナーのバイクトレーニング
こんにちは。今日はランナーがバイクトレーニングを取り入れるメリットを紹介したいと思います。
バイクトレーニングと言えば、故障期間にやるもの、と思っている方が多いと思います。かく言う私もそうでした。
しかし、バイクトレーニングは通常練習の中でも取り入れるメリットがあります。
メリット➀着地衝撃がない
ランニング時の大きな疲労・故障要因として着地衝撃があります。ランナーは大きな出力を出すことが少ないので、肉離れなどの故障は少ないです。しかし、慢性的な着地衝撃によって疲労骨折やシンスプリントなどの故障を引き起こしやすいです。ランニング練習の一部をバイクに置き換えることで、着地衝撃を抑えつつ練習量を維持または増加させることができます。
ただし、ランニングによる着地衝撃耐性を高めていくことは非常に重要なので、バイクの比率が多くなりすぎると逆に故障のリスクが増加します。あくまで補助的に、うまくバランスを取りながら取り入れていく必要はあるかなと思います。
メリット②無酸素性の刺激が入りやすい
バイクは、血流が制限される、高強度で出力しやすい、などの側面から、ランニングよりも無酸素性代謝の貢献度が高くなります。特にトラックランナーの無酸素性トレーニングの一部に取り入れてみても良いかもしれません。
高強度インターバルトレーニング(HIIT)で最も有名な「タバタトレーニング」は170%VO₂maxの強度が適切だとされていますが、ランニングではこの強度で20秒×8を10秒リカバリーで行なうことは非常に困難です。一方バイクであれば達成可能な強度のようです。
取り入れ方の一つのパターンとして(基礎構築期からレース)、
バイクタバタ→ショートスプリント→解糖系レペティション→レース仕様のレペティション・インターバル
このようにレースから離れた時期にバイクを使って無酸素性の刺激を入れていくこともベース作りに重要な要素かなと思います。
ということでバイクトレーニングのメリットを2つ紹介しました。私もこの冬はバイクも有効活用しながらトレーニングしていきたいと思いますので、その中で新しい発見があればnoteで紹介したいと思います。