月間走行距離は重要なのか②

 こんにちは。今日は前回の続きというか、補足説明的な内容になります。

前回の記事

https://note.com/daichi_hatake353/n/n8758893743f8?sub_rt=share_crp

 前回の内容を簡単にまとめると、キャパオーバーにならない練習量を確保しつつキャパシティを徐々に広げていかなくてはならない、という内容でした。

 今回は長期的な視点から考えていこうと思います。

 月間走行距離を考えていく上でよくありがちなのが
「練習量を減らしてから記録が向上した」
「学生時代あるいは実業団時代より大幅に練習量が落ちているのに走力が維持できている」
パターンです。

 これらのことから少ない練習量でも記録が出せる、と言えそうです。

 しかしそう考えるのは短絡的です。自分でそう結論付けるなら問題はないですが、指導者としてやSNS上でそのような発信をしてしまうのは誤解を招く可能性があります。

 リディアードだったか忘れましたが、「トップランナーが5年前・10年前にどんなトレーニングをしていたかが重要だ」、という感じのことを言っていた気がしますが、まさにその通りで、記録が伸びずとも練習を積んでいた期間であったり強豪校や実業団で膨大な練習量を積んでいた期間を抜きに「今」の結果を語ることはできないと思います。

 一度開拓した能力を維持したり、ブランクを経てそこに戻ろうとすることは、未開拓の領域を開拓するよりはるかに簡単です。

 特に長距離走は積み重ねが大切なので、自分のやってきた練習を年単位で分析していかないと、結果の要因が分からないことが往々にしてある、ということを伝えたいと思います。


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