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立甲のワーク
立甲(りっこう)とは
立甲とは、解剖学的に上腕骨と肩甲骨が0(ゼロ)ポジションの関係性をもつ状態のことです。
上腕骨頭が肩甲骨関節窩にしっかりはまり、ローテーターカフ(肩関節安定筋)がバランスよく機能し、肩関節の安定化や運動パフォーマンスの向上につながります。
この立甲状態になると、腕から肩甲骨にかけて一体化して使うこと(甲腕一致)ができ、運動時にムダな力が抜けます。
立甲のワークのやり方
手は肩の下で指先は真っすぐ正面に向け膝は股関節の下につきます。
両腕で床を押し肩甲骨間を広げて背中を広くします。
肩を下げor脇を締め、脇の下に力が入っているのを感じます。
その状態のまま、今一度、両腕で床を押し、腕を長く伸ばします。 肩甲骨が外に広がっているはずです。(立甲の状態)
さらに脇を締めたまま頭を下げ、おへそを地面に近づけると、4ができている人なら肩甲骨が浮き上がってきます。
+αとして、
クロスポイントのワークを実施
首、脇、肘、手のクロスポイントのワーク
クロスポイントワークをしてから、また立甲のワークを実施すると立甲の感覚が掴みやすくなります。
そして、
立甲したまま、身体を前後に大きく動かします。
同じように、左右に大きく揺らしていきます。
時計回りと反時計回りに動かしていきます。
どの状態でも、立甲ができたらそのまま歩きます。(四つ這いの状態)どの状態でも、立甲をしながら動けるようになりましょう。
終わり。
立甲ができると
野球やバレーなどのオーバーヘッドスポーツや、テニスや陸上のパフォーマンスも上がります。
是非ためしてみてください。