住宅にもお化粧を
最近では男女問わず、お化粧をしたり、美肌を意識したり、ジムでトレーニングしたり、と美容への関心が高まっているそうですね。
意識を高く持つことは、生活にハリが出ますし、気分も上がると思いますので、とても良いと思いますが、その意識を少しだけお住まいにも向けてあげていただくと、更に嬉しいです。
■お化粧=住宅の保護になる
1 外部の塗装がお化粧の基本
瓦屋根以外の屋根や外壁などの住宅の外部に使用されている材料は毎日、日差しや雨風に晒されながらそこに暮らす方々を守り続けています。
そうした屋根や外壁を守るのが住宅のお化粧です。
塗装が主なお化粧と言えますが、
塗装と言っても、ただ、外壁などの色を変えるという効果だけではなく、
外壁の劣化の進行を遅らせる効果があります。
2 あちらからやってくる塗装業者に注意
最近、突然の訪問してきた業者から
「外壁を塗装しませんか?」
「すぐに塗装しないと雨漏りしますよ!」
なんて言葉を掛けられたことがある方が多いと思います。
怪しげな訪問販売の目撃情報、被害情報が多発していますので、くれぐれもご注意ください。
3 塗装工事もプロの仕事は違う
「塗料を刷毛で塗るだけだから簡単にできる」
と気楽に考えて塗装してみたが、
何年もしないうちに剥がれてしまったなんてご経験はありませんか?
DIY(DIY並)とプロの仕事は塗装工事においても全く異なります。
作業の過程を見ていれば違いは一目瞭然ですが、
塗り終わってしまえば、DIYでもプロの仕事でも余程雑な仕事をしていなければ判別が付きづらく、流石に塗った直後に異変は生じづらいので、発覚が遅れます。
そのため、結局コスト増になってしまったり、劣化が止められずに、建物へのダメージが掛かり続けてしまったり、と悪い方に行ってしまった事例もたくさんあります。
一度当たりのお手入れコストを抑えたのであれば、
次の塗装までの期間を短くなると想定し、頻繁に手入れをすることと定期的に状況確認して異変を早期に察知するようにするのがオススメです。
4 塗装工事の費用を抑える方法
たくさんの業者に見積り依頼をして、一番安い業者を選べば、金額だけは安く出来ます。
それも一つの方法です。
しかし、会社によって使う塗料から作業内容に至るまでそれぞれ異なるため、金額比較はプロでも困難であることはネットなどでも情報が上がっていると思います。
ですから、お勧めはDIYです。
足場が必要な高所など以外をご自分たちで塗装することで、費用を抑えることが出来ます。
特に、バルコニーの防水部、屋外木部(濡れ縁、ウッドデッキなど)と言った劣化しやすい箇所を塗装するだけでも、住宅全体の定期的なメンテナンスの際の塗装範囲を減らすことにつながります。
ただし、注意点としては、一度、DIYなどで塗装した箇所はその後のプロの塗装でもうまく塗装が出来ない場合があることです。
5 雨風が強いのが当たり前な時代はお化粧が大事
「豪雨、暴風」など文字を見ただけで肝が冷えるような自然の猛威が頻繁に発生している現代では、頑強に造られた住宅であっても、手入れ無しでは到底耐えきれません。
少しでも被害を軽減するために、
万全の態勢で迎え撃てる状況を保っていただければ幸いです。