青木功『ゴルフは記憶のスポーツ』は、仕事にも同じことがいえる。
昨日読んだ本に、
『ゴルフは記憶のスポーツ』という言葉があった。
プロゴルファー・青木功さんの言葉である。
過去の失敗や成功をどれだけ記憶しているか。
成功も失敗も記憶しておくことで、次回にいかすことができる。
記憶することで、反省ができる。再現ができる。
──という、そういった意味の言葉だ。
これはゴルフに限らず、
仕事においても同様のことがいえる。
自分がどのように失敗したかをしっかり記憶しておくことで、次回のミスを防ぐことができる。
どのように成功したかを理解し、覚えておくことで、再現することができる。
たびたび私は、仕事においてミスをし、その都度、確かに落ちこむのだが、
そのことをしっかり記憶しておけば、私はまだ成長できるんではないか。
ついつい、私は、X(Twitter)に仕事の愚痴や弱音を吐露してしまうことがある。
「もうダメだ」とか「自分が情けない」だとか。どこかの誰かに聞いてもらうことで、自分を慰めたいのであろう。
しかし、それでは何も解決しない。
いや、解決しないどころか、自分の弱さを言語化することで、より一層、私の弱さが明確になり、余計に落ち込むことになる。
もし私のアカウントに多数のフォロワーがいるなら、私の愚痴や弱音に、寄り添う声やアドバイスを頂けるのかもしれない。
しかし、僅かなフォロワーでは、誰もいないところで大声を叫んでいるようなものだ。誰も答えてくれない、空虚さだけが私に返ってくる。
いや、仮に多くのフォロワーがいたとしても、
すべてのフォロワーが私にポジティブな言葉をかけてくれるわけじゃない。
10人中、9人が私に勇気づける言葉を言ってくれても、1人がネガティブなことを言っていたら、私はそのマイナスのほうに引っ張られてしまうだろう。
つまり結局は、フォロワー数うんぬんではない。SNSに愚痴や弱音を呟いても、ほとんどの場合は、解消されずに終わる。
私はSNSに弱音や愚痴を書き込むことで、このネガティブな気持ちを捨て去りたいのだろうが、そううまくはいかない。
──
『ゴルフは記憶のスポーツ』だという。
マイナスな感情や気持ちを、
言葉にして、SNSに吐いて捨てるのではなく、記憶しておく。
その記憶は次回に活かせるのだと、そういうふうに考えていきたい。