映画感想「レディ・プレイヤー1」(Filmarksより)
「オアシス」という仮想世界が世界中に浸透している2045年を舞台にしたSF
アクション…なのだが、ミステリーでもありホラーなシーンもある贅沢な作品。
ポップカルチャーがこれでもかと登場する「オタクの夢」が詰まった映画で
あり、CGアニメと実写が絡み合うこれは「VRアクション」という新ジャンル
ではなかろうか。
大雑把な印象を言えば、サロゲートの世界観に仮面ライダーエグゼイドを混ぜた物語という印象。サロゲート程人々に病的なイメージは無く、エグゼイド程切迫感や重さは無い。
この作品は軽快、爽快なアクションシーンと元ネタ探しに終始していればあっという間に過ぎ去ってしまう140分、巨匠スピルバーグが日本の文化を愛してこんな世界を描いた事に大きな意義を感じた。
やがてこんなVR時代が来るのだろうか、という思いと共に、好きな作品のメカを操ってヒーローになれるのなら悪くない、そんな感覚を覚えるある意味ちょっと危ない映画であった。