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マリオ映画は、円盤の出来も素晴らしい…というお話

一昨日、Amazonでマリオ映画の円盤を買いました。

Blu-ray+DVDという、洋画によくあるセットです

昨年末にPrimeVideoで見放題配信が始まった影響で、年明けと同時にガクッと値下がりしていたので手が伸びたんですね。現在少し戻っていますがそれでも半額以下になっています。実は映画館で一度観たきり、しかし作品としては文句なしに面白かったし、自分のライブラリに加えようと思った次第です。

絶対観ます宣言のこの記事を書いたのがちょうど一年前でした、そして本日自宅でリピート鑑賞した訳ですが、早い早いと思いながらも一年という時間をちょっと感じますね。

良いものは良い、皆がそう言っている作品

このマリオ映画、ご周知の通り昨年の興収100億円越え作品であり期待通り、いえそれ以上のヒットを記録しました。

ピーチ姫が「戦士」だったことが良かった、と綴っている初見感想記事ですが、特訓用コースでマリオと修行するシーンは今日の鑑賞でも一番ニヤニヤした場面かもしれません、マリオのアクションゲーム要素と、イルミネーションのストン、と落とすギャグのパターンがこれほど嚙み合わせが良いとは…と感服もしました。映画化に際しベストパートナーをチョイス出来たことも成功の要因だったのでしょうね。

鑑賞回数が一回なのでさほど込み入った感想は書けず、「ゲームの映画」という観点から雑記を書いているだけの記事になっていますが、やっと

「ゲームの面白さを、映画の面白さに繋げた作品」

が出てきたんだな、という印象はまさにその通りだと今でも思っています。任天堂が12~3年前、スマートデバイスの台頭によりゲームメーカーとして窮地に立たされていると言われ、ネガティブな報道が相次いだ時期がありました。
そんな中で任天堂はキャラを使ったゲーム以外の展開もやっていく、という方針を打ち出しました。USJのスーパー・ニンテンドー・ワールドもその一つですね。
このマリオ映画もそうだったと思いますが、やはり本家がしっかり関わって作ればここまで見事なものが出来るのか、といわしめる一本になったと言って良いでしょう。「マリオは外さない」、そんな貫禄があります。

次はゼルダの映画化が発表されたようですが、果たして何年後に、どんなものが出てくるのか期待感はありますね。

映像ソフトにもまた、遊びと「らしさ」が…

で、この度発売されたBlu-ray+DVDですが、再生するとメニュー画面がまた、面白い。再生、チャプター、音声メニュー…これらはもう説明の必要がない定番のものなので、アイコンのみで文字が無いんですね。そして、映像特典としてキャストコメントやメイキングも本編ディスクにそのまま入っている訳ですが…

メイキングはこんな感じです

「メイキング」と書かず、「レベル別攻略法」とあります。あくまでゲームチックにしてあるところが細かい技です。

「映画がヒットしたからといっても、マリオは映画スターじゃない、ゲームのヒーローだよ」

そんな言葉が聞こえてくる様です。

そしてここは更に細かい、私自身が勝手にそう感じただけのイメージなのですが…。

左がDVD、右がBlu-rayです

前述の通り、Blu-rayとDVDの二枚組なのですがマリオがDVD、ルイージがBlu-rayに描かれています。
そもそもこの形態で映像ソフトが売られている理由は、Blu-rayがDVDに取って代わるほど普及しなかった為と言われています。つまり世界的にはDVDで観る人の方が多い、ということですね。なのでDVD側に主人公マリオを描いているのかな、と思いました。まぁこの形態は構成的に
①…DVD、②…Blu-rayの節もありますから自然な部分ではあるのですが、上位メディアであるBlu-rayを主に置かず、大勢が観るDVDをメインに据えているところが任天堂らしいな、と感じたんですね。

かつて初代ゲームボーイが発売された時、電池の持ちを重視してモノクロにした、と聞きました。対してセガがカラー液晶のゲームギアを出しましたが、単三電池4本で10時間以上遊べたゲームボーイに対し、こちらは6本で3時間しかもたなかったんですね。結果的に携帯ゲーム機競争はゲームボーイの圧勝で終わった訳です。
最先端のものより、顧客目線で長く使ってもらえるものを選ぶ。

このマリオ映画の円盤にも、そんな姿勢が映っている気がしました。
何はともあれ、去年の「絶対観る」映画たちが順調にお家に届いて来ている…そんな今年初のネット買い物でした。

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